サカタインクス---中期計画による目標はROE10%以上
サカタインクス<4633>は新聞用インキやグラビア用インキなど印刷用インキ、印刷用製販やグラビア用機材を手掛ける。インクジェットインキやトナーなど機能性材料も展開。
2015年12月期は決算期変更のため変則決算(国内およびインド子会社は従来3月決算)。売上高で1,370.0億円、営業利益で76.5億円が見込まれている。第2四半期累計の予想は売上高で前年同期比8.0%増の770億円、営業利益で同2.4%増の40億円、第1四半期の実績は売上高で同6.5%増の374.81億円、営業利益で同8.8%増の19.82億円と好調なスタート。印刷インキの販売が国内で徐々に持ち直してきたこと、欧米において順調に拡販が進んだこと、円安などが寄与した。
2017年12月期を最終年度とする中期経営計画は、売上高で1,850億円、営業利益で110億円、経常利益で120億円、当期純利益で76億円、ROE10%以上(2015年3月期7.5%)が目標となる。
PBRは0.89倍と1倍を下回り、配当利回りは2.16%と相対的に高水準。1株あたり配当は前期比かわらずの20.00円、配当性向は同5.9pt減の22.0%となっている。
《SF》
提供:フィスコ