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3852サイバーコム

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サイバーコム---22年12月期は増収・2ケタ増益、ソフトウェア開発事業・サービス事業ともに売上高・利益が増加


サイバーコム<3852>は10日、2022年12月期決算を発表した。売上高が前期比7.1%増の166.28億円、営業利益が同10.6%増の10.54億円、経常利益が同5.1%増の10.84億円、当期純利益が同14.1%増の8.04億円となった。

同社は自社プロダクトである「楽々セキュアコネクト」を活用した独自のリモート環境を軸にニューノーマルな働き方を実現しながら営業活動を強化し、新規顧客の獲得や需要拡大が見込まれる成長分野に向けた積極的な提案活動を進めると共に、技術者による現場営業も強化しながら既存顧客を中心としたリピートオーダーの確保と新たなニーズの掘り起こしも行ってきた。また、クラウド対応力強化に向けた専門特化組織の新設や、高度最先端技術の教育強化など、更なる技術領域拡大に向け取り組んできた。さらに、位置情報ソリューションとして、2022年3月には従来の「Cyber Position Navi」より高精度で人やモノの位置情報を把握できる「Cyber Position Navi Plus」、2022年11月には「Oracle Cloud版Cyber Position Navi」の販売を開始し好評となっている。

ソフトウェア開発事業の売上高は前年同期比7.3%増の131.37億円、営業利益は同14.4%増の20.07億円となった。通信ソフトウェア開発の一部作業案件が一巡したことによる反動減があるものの、制御ソフトウェア開発においてはプリンタ用ドライバ開発、車載ソフトウェア開発案件等の作業規模拡大により好調に推移している。また、業務ソフトウェア開発につきましては、金融系システム、公共系システム、流通系システム等の作業規模拡大により好調に推移した。

サービス事業の売上高は同6.1%増の34.63億円、営業利益は同14.5%増の4.74億円となった。SIサービス(構築・保守・運用・評価検証サービス)においては、社会インフラ及び金融系を中心とした仮想化、クラウドへの移行案件やネットワーク構築案件が好調に推移しており、第5世代移動通信(5G)の基地局検証案件については好調に推移した。自社プロダクトである「Cyber Smart」シリーズ製品(Cyber IP-PBX、Cyber CTI、Cyber Phone)については、クラウド使用料の増加等により堅調に推移した。

2023年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.8%増の176.00億円、営業利益が同13.8%増の12.00億円、経常利益が同10.7%増の12.00億円、当期純利益が同0.7%増の8.10億円を見込んでいる。

《SI》

 提供:フィスコ

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