バイク王 Research Memo（10）：バイク事業（買取・販売）を通じた廃棄物削減への貢献などが評価される

■ESGの課題と取り組み

バイク王&カンパニー<3377>のESGの課題と取り組みにおいては、信頼に応える経営を実現するために、経営の公正性および透明性を確保し、企業の責任を果たすとともに、社会の持続的な発展への貢献と環境保護の観点から資源の効率的かつ循環的な利用を推進するとしている。

「環境（Environment）」における基本的な考え方については、バイクをはじめとしたリユース業を通じて循環型社会を実現するという観点から、サービス提供を通じて環境資源の有効活用に貢献する。また、輸送用機器の販売に携わる企業として、バイク本体のCO2排出量はもとより、物流拠点のエネルギー使用低減に向けた取り組みに注力する。「社会（Social）」における考え方として、多様な人財を採用し一人ひとりの人格と個性を尊重し、職場環境の改善や教育研修の機会の創出に取り組む。また、基本的人権の尊重、差別の禁止など人の尊厳を守ることを、最優先事項としている。顧客には安心・安全なサービスを提供し、地域社会と積極的に交流を深め、社会の発展に寄与するとしている。「企業統治（Governance）」においては、多様なステークホルダーの信頼に応える経営を実現すため、経営の監視機能を強化し公正性および透明性を確保する。また、株主との建設的な対話や説明責任を十分に果たし、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に資する迅速・果断な意思決定が遂行できるコーポレートガバナンス体制の構築とその強化を図っていくとしている。

（執筆：フィスコアナリスト　村瀬智一）

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