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3377 バイク王&カンパニー

東証S
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バイク王 Research Memo(9):2024年11月期までの中期経営計画の売上高目標は2022年11月期に達成


■中期経営計画

1. 新たな中期経営計画を策定
バイク王&カンパニー<3377>は2022年11月期から2024年11月期までの3ヶ年の中期経営計画では、最終年度である2024年11月期に売上高315億円、経常利益25億円を計画していた。出店や単価上昇などにより、2022年11月期中期経営計画最終年度の売上高目標である315億円を上回ったこと、新たな事業領域についての活動実績を積んだことを踏まえ、常に3年先を見据えた経営を行っていくため、中期経営計画の見直しを行い、2023年11月期から 2025年11月期を対象とした新たな中期経営計画を策定した。

これにより2025年11月期の売上高395億円(2022年11月期実績:334億円)、営業利益25.0億円(同16.5億円)、経常利益28.0億円(同22.5億円)、当期純利益19.1億円(同15.5億円)を目標とした。なお、利益率については売上総利益率39.9%(同39.3%)、営業利益率6.3%(同4.9%)、経常利益率7.1%(同6.7%)となる。

2025年11月期までに成し遂げることとして、「UX(顧客体験)グロースモデルへの転換」を行うことで「バイクライフの生涯パートナー」を実現する。その結果として、「中古バイク販売シェアNo.1(リテール台数3万5千台)」を目指す。

2. UX(顧客体験)グロースモデルへの転換
過去の事業の成り立ちの経緯から、顧客とは一期一会の関係だったが、今後はUX(顧客体験)グロースモデルへの転換を実現し、顧客LTVの最大化により、ビジョンとして掲げる「バイクライフの生涯パートナー」の実現を図る。UXグロースモデルでは、会員制度をはじめ、顧客とのタッチポイントを増やすことに加え、One to Oneマーケティングを実施することで、リピート率を上げることができる。特に、3~5年のバイク乗換サイクルでの売買を的確に捉えることで、収益獲得の機会が増加する。このUXグロースモデルへの転換には、CRMモデルの確立が重要な事業戦略となり、それはデジタルを活用して、ビジネスモデルをトランスフォーメーションするDX戦略であると捉えている。

3. 事業マトリックス
同社の事業マトリックスにおいては、これまでモビリティ事業及び、2022年11月期においては、ライフスタイル事業における事業領域を拡大させてきた。今後は、レジャー・アウトドア事業において、リユース及びリユース以外のいずれも、重点開発領域として拡大させていく計画である。

同社は中期経営計画を着実に実行することで、東証プライム市場への上場を目指している。経営陣の企業価値向上に対する意識改革を図るため、株式報酬制度を導入している。既存事業の価値向上、M&Aを含む新分野への積極投資による事業規模の拡大などにより、企業価値の向上を目指す。同時に、企業の継続性、収益性及び経営の健全性など、プライム上場企業としてふさわしい管理体制の強化を図る。

また、同社は中長期的な業績の向上及び企業価値の増大への従業員の貢献意欲や士気を高めることを目的とし、「従業員向け株式給付信託」を導入している。従業員の貢献度が1年ごとにポイントとして与えられ、これが将来株式に転換される状況を確認することで従業員の士気は確実に上昇すると考えられ、全社員によるプライム上場に向けたセンチメントが高まることになるだろう。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《NS》

 提供:フィスコ

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