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3230スター・マイカ

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スター・マイカ---付加価値の高いリノベーションマンションへの認知度高まる


ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』8月17日放送において、スター・マイカ<3230>を取り上げている。主な内容は以下の通り。


■会社の概要
スター・マイカ<3230>は中古マンション事業を主力とする。主に1都3県のファミリータイプの賃貸中の中古マンションを買い取り、賃料収入を得ると同時に、賃借人の退室後はリノベーション(間取りや内装を含め、機能的にもデザイン的にも室内全体を一新する工事)を施したうえで、一般消費者に売却する事業モデルとなっている。近年はマンション1棟を保有することで賃料や売却益を得るインベストメント事業も積極的に拡大している。

■主力の中古マンション事業について
中古マンション事業では、中古マンションを1室単位で購入する。購入後は同社独自のノウハウでリノベーションを施し、中古マンションとして市場で販売して売却益を得る。また、同社では賃貸中の物件を積極的に購入しており、賃借人の入居期間中は賃料収入も得ている。なお、同社が対象とするのはファミリータイプのマンションであり、いわゆる投資対象であるワンルームマンションや高額マンションは事業対象としていない。

この中古マンション事業において同社が購入した物件は、「在庫」として流動資産(販売用不動産)に計上されている。これらの在庫資産が足元では賃料収入を生み出し、将来において販売された時点では、売上高及び売却益を生む形となる。このため、在庫の水準が同事業の将来の業績を計るうえで重要な指標となっている。中古マンションの保有残高は業界トップクラスの規模を誇る。

■特徴は
販売において、独自のアフター保証も付けたうえで、平均2,000万円台後半の手頃な価格帯で中古マンションを提供している。中古マンションを単に新しくするだけでなく、現在の消費者が求める付加価値を乗せ、さらにこれを手の届きやすい価格で供給することで、日本の住宅感を変えているという点が同社の特長と言える。

■業績動向は
足元の業績は好調で、15年11月期の上期(14年12月?15年5月)業績は、売上高が前年同期比53.4%増の97.17億円、営業利益が同25.7%増の12.95億円となった。旺盛なマンション需要に加え、付加価値の高いリノベーションマンションへの認知度が高まってきたことなどから、堅調な業績を確保した。また将来の利益の源泉となる販売用不動産の残高は前期末比9.6%増の341.76億円となった。

上期の好調な結果を受けて、15年11月期の通期業績予想を上方修正しており、現在は売上高が前期比21.2%増の168.49億円、営業利益が同21.3%増の23.07億円を見込んでいる。これは第2四半期までの上振れ分を期初予想に乗せた堅めの予想と言えるだろう。また、今年1月には17年11月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、売上高200.00億円、営業利益30.00億円を目標としているが、積極的な投資により達成される可能性が高そうだ。

■株主還元にも積極的
上期決算発表時に今期末の予想配当を14円に引き上げたことから、通期の予想配当は第2四半期実績11円を併せた年間25.0円となり、予想利益に基づく配当性向は22.4%となっている。将来的には30%まで引き上げる方針であることから、通期の利益が予想を上回れば、更なる増配も期待できそうだ。また、株主優待制度も年2回に拡充している。


ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TM》

 提供:フィスコ

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