テクノアルファ---15年11月期最終赤字、前期の大型案件の反動、のれん消却の影響
テクノアルファ<3089>は28日、2015年11月期決算を発表。売上高が前期比27.2%減の2,610,126千円、営業損益は21,730千円の赤字(前期は304,804千円の黒字)、経常利益が同84.0%減の59,289千円、当期純損失が1,141千円(前期は210,544千円の黒字)の赤字だった。
主力商品であるワイヤボンダーに代表される半導体製造装置などを手掛けるエレクトロニクス事業の売上高は、前期比28.2%減の1,703,439千円、営業利益が同63.6%減の90,772千円。マリン・環境機器事業の売上高は同40.2%減の311,725千円、営業利益が同59.8%減の48,797千円。
計測・検査システムの受託開発を手掛ける子会社ペリテックのSI事業は、売上高が同17.3%増の457,723千円、営業損益はのれんの償却等の影響により、22,218千円の赤字。サイエンス事業の売上高は同54.8%減の137,237千円、営業損失は16,673千円だった。
なお、16年11月通期については、顧客の動向、為替の動向等不透明な要素が多く、業績予想については発表していない。第2四半期および通期の業績予想については、予想の開示が可能となった時点で速やかに開示をする。なお、既存の事業に加え、主力商品である半導体製造装置の分野に関連した自社製品の開発・拡販、またグループ各社の協業による新製品の開発・拡販に取り組んでおり、成果が見え始めている。
《SF》
提供:フィスコ