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3021 パシフィックネット

東証S
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パシフィックネット---2Q増収・2ケタ増益、4期連続での売上高過去最高を更新


パシフィックネット<3021>は15日、2024年5月期第2四半期(23年6月-11月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.7%増の32.32億円、営業利益は同57.5%増の2.60億円、経常利益は同57.6%増の2.56億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同66.8%増の1.67億円となった。5期連続の増収かつ4期連続での売上高過去最高を更新した。また、各利益については収益向上策が奏功し5割を超える増益となった。

ITサブスクリプション事業(IT機器サブスクリプション、ITサービス)の売上高は前年同期比4.6%増の23.36億円、セグメント利益は同5.7%増の2.99億円となった。前年同期は資産売却等による一時的な売上高・利益の増加があったため、当第2四半期累計は前年同期比では売上高・利益とも微増にとどまったが、事業としては順調に成長しているとしている。企業のIT部門の負担軽減につながる同社サービスのニーズは強く、同セグメントの大部分を占めるサブスクリプション売上高は当第2四半期も順調に拡大している。また、サブスクリプション資産(勘定科目はレンタル資産)は、引き続き高い稼働率での運用を実現している。コスト面では、当第2四半期も投資(サブスクリプション資産、オフィス移転、テクニカルセンター、人材の採用、DX推進等)を積極的に実行したことで先行コストは増加したが、2024年から始まるPC更新拡大に向けたサービス供給力強化は進んでいる。

ITAD事業(使用済みPC等のデータ消去・適正処理サービス)の売上高は同16.2%減の8.12億円、セグメント利益は同10.6%増の2.28億円となった。外部環境の影響を受けやすい事業構造からの転換を図るため、引き続き、サービス収益の拡大を進めている。国内の新規PC出荷台数の低迷により法人・官公庁からの使用済みPCの排出は本格回復には至らず、入荷量は前年同期比で減少したため、サービス以外の売上高(リユース販売等)は減収となった。一方、重点課題であるデータ消去・引取回収・排出管理BPOなどのサービス収益は、サービス範囲拡張や営業強化策により順調に拡大した。また、リユース販売についても、採算性の高い使用済みPCの確保を進めるとともに、優良リユース品となる同社サブスクリプション終了品の販売が好調に推移し、収益性が向上した。その結果、売上高は前年同期比で減収となったが、セグメント利益は増益となった。

コミュニケーション・デバイス事業(イヤホンガイド(R)の製造販売、レンタル、保守メンテナンス)の売上高は同46.3%増の1.13億円、セグメント利益は0.14億円(前年同期は0.14億円の損失)となった。秋の観光シーズンに当たる当第2四半期は、訪日旅行をはじめとして修学旅行を含む国内団体旅行等の増加により、イヤホンガイドの需要が前年同期比で拡大するとともに、工場見学等、旅行業以外の新規受注も順調に推移した。今後さらなる拡大が予想されるため、在庫確保やメンテナンス工場の能力向上策も実施した。

2024年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.9%増の71.00億円、営業利益が同22.7%増の6.50億円、経常利益が同19.7%増の6.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.5%増の3.95億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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