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JBR Research Memo(6):将来の売上・利益となる前受収益・長期前受収益は順調に拡大


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
ジャパンベストレスキューシステム<2453>の2020年9月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比2,442百万円増加の21,204百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が499百万円増加し、固定資産では投資有価証券が1,475百万円増加した。

負債合計は前期末比2,639百万円増加の13,296百万円となった。会員事業における前受収益及び長期前受収益が合計930百万円増加したほか、有利子負債が872百万円増加した。コロナ禍等先行きの不透明な環境を見据えて借入を実施した。なお、前受収益の増加については、「安心入居サポート」「あんしん修理サポート」「学生生活110番」などの会員数が増加したことによるもので、将来の売上・利益につながる先行指標となる。特に、「あんしん修理サポート」の加入者数増加によって長期前受収益が大きく積み上がっていることが特徴となっている。

純資産合計は前期末比196百万円減少の7,907百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益997百万円を計上した一方で、配当金480百万円を支出し、自己株式が864百万円増加したことなどが減少要因となっている。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末の42.1%から35.8%に低下し、有利子負債の増加によって有利子負債比率も同18.8%から31.1%に上昇した。ただ、ネットキャッシュは60億円以上と同社の事業規模からすれば潤沢にあり、また、投資有価証券も75億円強の水準まで積み上がっていることも考えると、財務の健全性は高いと判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《ST》

 提供:フィスコ

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