貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2429 ワールドHD

東証P
2,334円
前日比
-4
-0.17%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.7 1.02 3.47 111
時価総額 413億円
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決算発表予定日

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ワールドHD Research Memo(2):「人材・教育」「不動産」「情報通信」の3つをコア事業に成長


■会社概要

1. 会社沿革
ワールドホールディングス<2429>は、1993年2月に現代表取締役会長兼社長の伊井田栄吉(いいだえいきち)氏が、雇用機会の創出と同時に、日本の製造業の「コスト競争力再生」に貢献するソリューションとして、人材ビジネス(製造派遣・業務請負)事業に着目し、北九州で設立した。その後、製造分野の派遣・請負だけでなく、技術開発分野や研究開発分野へと領域を広げながら事業を拡大していく。2005年には2つ目の事業として情報通信ビジネスに進出し、2010年には同氏の創業事業である不動産ビジネスへと事業の多角化を進め、現在の事業基盤を形成した。また、2014年7月に持株会社体制に移行し、機動的な経営判断を行える体制を整え、事業領域を広げながら安定成長を続けている。

2. 事業内容
「人材・教育ビジネス(人材派遣・業務請負事業)」では、ものづくり領域を中心とした研究開発から設計開発・生産技術、製造、物流、販売、修理、コールセンターといった幅広い領域にワンストップで対応することで、他社との差別化を図っている。特に製造派遣・業務請負分野では国内トップクラスの規模を誇っている。ワンストップで多様な人材の受け皿となる体制を構築しているほか、社員がスキルアップを図るためのキャリア形成支援を充実させることで、人材獲得が厳しい採用市場の中で優位に立つことができている。

2005年から参入した「情報通信ビジネス」では、九州圏における携帯電話のショップ運営事業とオフィス系のコスト削減ソリューションを提供する法人向け事業を展開している。なお、同セグメントにおける子会社の決算はすべて9月決算となっており、連結業績において3ヶ月ずれて反映されている。例えば、2018年12月期の連結決算には、当該子会社の2017年10月?2018年9月の業績が組み込まれる。

2010年からマンションデベロッパーとして事業を開始した「不動産ビジネス」では、戸建住宅、リノベーション、ユニットハウス(製造・販売・レンタル)へと領域を広げ、総合不動産業へ成長している。エリアについてもマーケティングを重ねた上で判断しており、分譲マンションは主要都市へ集中、リノベーションは全国展開し、戸建住宅、ユニットハウスはそれぞれ北海道、東北エリアから順次拡大している。また、分譲マンション・戸建住宅関連を中心としたフロービジネスとリノベーション・ユニットハウスを中心としたストックビジネスによって、バランスの取れた経営基盤の構築を図っている。

その他の事業としては、(株)アドバンが行うPCスクール運営やWeb制作・法人研修・教材開発事業のほか、2017年2月から連結子会社化した(株)ファーム及びその子会社が展開する農業公園の運営管理事業が含まれる。農業公園の運営管理としては全国で9施設行っている(うち5施設が直営)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YM》

 提供:フィスコ

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