ドーンが反発、第３四半期３４％営業増益と期末一括配当予想の増額修正を好感

　ドーン<2303>は反発。７日の取引終了後に発表した第３四半期累計（２１年６月～２２年２月）単独決算が、売上高８億２９００万円（前年同期比１４．７％増）、営業利益２億７６００万円（同３４．１％増）、純利益１億９３００万円（同３３．９％増）と大幅営業増益となったことが好感されている。

　地方自治体を対象に防災や救急にかかわるクラウドサービスの提案を積極的に行ったことが奏功し、特に「Ｌｉｖｅ１１９（映像通報システム）」は全国的に導入地域が拡大し利用料収入が増加した。また、地理情報システムの開発及びクラウドサービスの初期構築といった受託開発案件の売り上げが増加したことも寄与した。

　２２年５月期通期業績予想は、売上高１２億２０００万円（前期比９．０％増）、営業利益３億７０００万円（同９．１％増）、純利益２億５３００万円（同６．８％増）の従来予想を据え置いている。ただ、１２円を予定していた期末一括配当予想は１４円（前期１２円）に引き上げるとしており、これも好材料視されている。普通配当１円の増額修正に加えて、今年６月１２日に株式上場２０周年を迎えることから記念配当１円を実施する。

出所：MINKABU PRESS