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1961 三機工業

東証P
2,237円
前日比
+32
+1.45%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.3 1.26 3.80 17.75
時価総額 1,268億円
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決算発表予定日

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三機工業 Research Memo(6):現金預金、投資有価証券が増加し、期末の自己資本比率は55.0%


■業績動向

2. 財務状況
三機工業<1961>の2024年3月期第2四半期末の財務状況は、流動資産が109,562百万円(前期末比5,950百万円減)となった。主な増減要因は現金預金の増加4,990百万円、有価証券の増加1,999百万円、売掛債権(受取手形・電子記録債権・完成工事未収入金等・契約資産)の減少14,306百万円などによる。固定資産は62,030百万円(同5,237百万円増)となった。主に減価償却による有形固定資産の減少142百万円、無形固定資産の減少95百万円、投資有価証券の増加による投資その他の資産の増加5,474百万円が主な増減要因であった。この結果、2024年3月期第2四半期末の総資産は171,592百万円(同713百万円減)となった。前期末と第2四半期末との対比であることから、売掛債権の回収が進み、現金預金と有価証券等が増加した。

流動負債は63,126百万円(前期末比6,523百万円減)となった。主な増減要因は買掛債務(電子記録債務を含む工事未払金)の減少3,329百万円、短期借入金の減少430百万円、契約負債の増加786百万円などによる。固定負債は13,927百万円(同2,185百万円増)となったが、主な増減要因は長期借入金の減少175百万円、退職給付に係る負債の増加356百万円、繰延税金負債の増加2,077百万円であった。この結果、負債合計は77,053百万円(同4,339百万円減)となった。純資産合計は、94,538百万円(同3,625百万円増)となったが、主に配当金支払いによる利益剰余金の減少2,918百万円、消却に伴う自己株式の減少2,175百万円、その他有価証券評価差額金の増加4,115百万円によるものである。この結果、2024年3月期第2四半期末の自己資本比率は55.0%(前期末52.6%)となった。

3. キャッシュ・フローの状況
2024年3月期第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは9,402百万円の収入となった。主な収入は、税金等調整前四半期純利益の計上2,148百万円、減価償却費886百万円、売上債権及び契約資産の減少14,386百万円によるもので、主な支出は、仕入債務の減少3,353百万円であった。投資活動によるキャッシュ・フローは612百万円の支出となった。主な収入は投資有価証券の売却566百万円で、主な支出は有価証券の取得1,000百万円、有形固定資産の取得458百万円などであった。財務活動によるキャッシュ・フローは2,930百万円の支出となった、主な支出は、長短借入金の返済による支出617百万円、自己株式の取得79百万円、配当金の支払額2,177百万円であった。

この結果、2024年3月期第2四半期の現金及び現金同等物は5,989百万円増加し、同期末残高は30,939百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《SO》

 提供:フィスコ

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