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1961 三機工業

東証P
2,164円
前日比
+39
+1.84%
PTS
2,200円
18:52 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.8 1.22 3.93 20.18
時価総額 1,226億円
比較される銘柄
ダイダン, 
新日本空調, 
テクノ菱和
決算発表予定日

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三機工業 Research Memo(3):他社にはない幅広い事業領域


■会社概要

(2)事業内容

三機工業<1961>の主要事業は、建築設備、機械システム、環境システム、不動産の4つのセグメントに分けられている。以下は各事業部門の概要である。

(a)建築設備
建築設備事業は、オフィスビル、学校、病院、ショッピングセンター、工場、研究施設などの設備の企画・設計・施工・保守・改修などを行う。当部門で扱う内容は多岐にわたっており、さらに細かく以下のような営業種目に分かれている。

●ビル空調衛生
オフィスビルや学校、病院、デパート、ホテル、倉庫などの一般建築物や施設向け空調設備、給排水・衛生設備、冷凍・冷蔵設備、地域冷暖房施設、さらに厨房設備、防災設備などを提供する。

●産業空調
半導体業界や食品・医薬業界など高いクリーン度を求められる工場向けのクリーンルーム設備や化学メーカー、医療機器メーカー向けなどの特殊な空調設備及び付帯設備、さらに自動車メーカー向けの環境制御装置などを提供する。

●電気
電気設備、情報・通信関連設備、電気土木などを提供する。

●ファシリティシステム
金融機関等の事務所やディーリングルームの構築、移転に伴うプロジェクトマネジメントサービスなどを提供する。企業合併などの場合には、施設の企画・計画から移転までトータルでのサポートを提供する。

●スマートビルソリューション
大型ビルの中央監視・自動制御システム、IPソリューション、ネットワークソリューション、BCPソリューションなどを提供する。

(b)機械システム
工場や自動倉庫向けに各種の搬送機器(コンベヤ、仕分け機器等)や搬送システム、いわゆる「マテハンシステム」などを提供する。

(c)環境システム
水処理施設(上下水処理設備、産業排水処理設備、汚泥処理設備、汚泥焼却設備等)、廃棄物処理施設(ごみ焼却施設、ごみ埋立汚水処理施設)などを提供する。

(d)不動産事業
工場跡地などの遊休地を利用して、不動産賃貸業務と建物管理業務を行っている。

以上のように同社は主たる事業として各種の設備やソリューションなどを提供している。受注形態は施主から直接受注する場合とゼネコン経由の間接受注があるが、比率的にはほぼ半々となっている。

受注金額は案件次第であり、数百万円から数十億円と幅が広い。工期(受注から売上まで)も同様で、数週間から長いものは数年に及ぶ。利益率も案件ごとに異なるが、労務費や資材コスト、工程管理等の影響により、売上時の利益率が当初の計画から変動する場合がある(悪化する場合もあれば改善する場合もある)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《RT》

 提供:フィスコ

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