東海ETFが今アツイ!ー三井智映子
ETF: MAXIS(マクシス)S&P東海上場投信<1553>
皆さんは東海ETFってご存知ですか?東海地方…愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の
企業50社へ分散投資出来ちゃう、日本初の「ご当地ETF」なんです!
まずETFについてご説明します。簡単に言うと上場している投資信託のことです。取
引所に上場している投資信託で、対象指標と連動するように運営されています。つま
り指数連動型投資の進化系というわけです。
一番の魅力は、一般的にETFは1売買単位当たりの投資金額が低く設定されているの
で、少額で分散投資が可能だということです。
またETFの信託報酬は比較的低い水準で売買手数料が割安。コストがお手頃なのも嬉
しいところです。
売買の仕組みが株式と同じなので、指値、成行での売買がいつでも可能。信用取引も
可能です。高い取引利便性も大きなメリットですね。NISAのポートフォリオに組み込
むのもオススメです。一銘柄にだけ投資するのはハードルが高いと感じている方にも
選びやすいと思います。
リスクとしては、投資元本が保証されないという価格変動リスク、出来高が少ないと
起こる流動性リスク、取引価格と純資産価値が乖離するリスクがあげられます。
さて東海ETFは、名古屋証券取引所単独上場のETFで、正式な銘柄名はMAXIS(マクシ
ス)S&P東海上場投信。三菱UFJ投信が運用会社です。コードは<1553>、通称が東海ETF
です。東海地方(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)に本社を有する上場企業で構成
されている株価指数となっています。東海地方のこの四県は、非常に優良な企業が多
いのが特徴です。
例えば愛知県は、製造品出荷額等で36年連続全国1位!!そして緑茶のイメージが強
い静岡県ですが、ピアノやエアコンディショナなどの出荷量が多く、製造業で全国4
位だとご存知でしたか?そう、日本のアドバンテージである製造品の1位と4位がこの
地方に!!また三重県では液晶パネルや自動販売機など、岐阜県では陶磁器など、日
本が誇る「ものづくり」が盛んな地方なのですね。
東海ETFを構成する銘柄は、時価総額や流動性をポイントに選んでおり、財務基盤が
良好な銘柄が多くなっています。
具体的にご紹介しましょう。まず皆さんも予想しているでしょう、上場来高値に迫る
トヨタ自動車<7203>とその関連会社が目立ちます。しかし、それだけではありませ
ん。リニアでも注目の東海旅客鉄道<9022>や、4輪事業にも幅を広げることで期待さ
れるヤマハ発動機<7272>、おしゃれな100円均一で躍進中のセリア<2782>など魅力溢
れる銘柄が目白押しとなっています。
東海ETFは10口単位から購入できます。2015年2月末現在で終値が2622円ですので
26220円から購入が可能です。証券会社で購入可能で分配頻度は毎年1月と7月の年二
回です。
堅実な「ものづくり経済圏」への投資をこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。
(2015年3月1日 名証・松井証券共催セミナー より)
《FA》
提供:フィスコ