0823 上海総合

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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、人民元安進行の警戒感がやや薄らぐ流れ


【ブラジル】ボベスパ指数 110213.12 -0.48%
22日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比531.39 ポイント安(-0.48%)の110213.12で引けた。日中の取引レンジは110,178.19 - 111,643.30となった。

朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は前日の終値近辺でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米債務上限の交渉を見極めたいとのムードも強まった。一方、成長予想の上方修正が指数をサポートした。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想が前回の1.02%から1.20%に引き上げられた。

【ロシア】MICEX指数 2633.26 +0.27%
22日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.10ポイント高(+0.27%)の2633.26ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,622.35 -
2,652.97となった。

後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。検索エンジン大手ヤンデックス(YNDX)の上昇が指数をサポート。また、原油価格の上昇も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。欧米が対ロ制裁の追加を決定したことが引き続き嫌気された。

【インド】SENSEX指数 61963.68 +0.38%
22日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比234.00ポイント高(+0.38%)の61963.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同111.00ポイント高(+0.61%)の18314.40で取引を終えた。

買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。インドの株式市場への外資流入が加速していることが好感された。報告によると、5月に入ってからの外資流入の超過額は3094億5000万ルピー(約5167億8150万円)に上ったという。また、インフレ率の鈍化に伴う金融緩和の期待が高まっていることも支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3296.47 +0.39%
週明け22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比12.93ポイント高(+0.39%)の3296.47ポイントと反発した。

人民元安進行の警戒感がやや薄らぐ流れ。複数の為替ディーラーは19日、中国の主要国有銀行は人民元と米ドルのスワップ取引を活発化していると発言した。人民元為替レートの下落基調に歯止めをかけるため、中国の金融当局が働きかけたとの見方が広がっている。中国人民銀行(中央銀行)は22日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日ぶりに元高方向に設定した。

《CS》

 提供:フィスコ

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