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ダウ平均は続伸 アマゾンの決算受け売り先行も、直ぐに買い戻し=米国株前半

NY株式28日(NY時間12:57)
ダウ平均   34073.41(+247.25 +0.73%)
ナスダック   12194.02(+51.78 +0.43%)
CME日経平均先物 28985(大証終比:+115 +0.40%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。序盤は売り先行で始まったものの、直ぐに買い戻しが膨らんでいる。前日はメタ<META>の決算を受けて市場全体のムードが高まっていたが、きょうはIT企業の決算が逆に重石となっていた模様。

 前日引け後に発表されたアマゾン<AMZN>の決算がネガティブな雰囲気を広めていた。売上高、1株利益とも予想を上回り、同社の稼ぎ頭であるアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)も予想外に好調だった。同社株は決算発表直後に時間外で2桁の大幅高となっていたが、説明会を受けて急速に失速している。4月のAWS事業の成長が第1四半期のペースから伸びが鈍化していると述べたことが失望感を誘った模様。同社株は下げに転じている。

 また、ピンタレスト<PINS>やスナップ<SNAP>も決算を受けて冴えない反応を示している。一方、インテル<INTC>は決算自体は冴えなかったものの、その後の説明会を受けて上昇。アナリストからは底打ちの可能性も指摘されていたようだ。

 いまのところ、決算シーズンは全体的に予想以上に好調で、S&P500企業のうち261社が発表を終えているが、約80%が予想を上回る1株利益を報告している。来週はFOMCが控えているが、その前にショートポジションを解消しておこうという動きが出ているのかもしれない。

 しかし、市場からは楽観的な声は少ない。「市場は事前に最悪のシナリオを想定し、予想自体を下方修正していた。そのことが今回の決算へのポジティブな反応の主因だ」との指摘も出ている。

 来週のFOMCについては、0.25%ポイントの利上げとの見方で変化はない。利上げ停止の可能性を強調するかどうかが注目されるが、足元の経済指標からはその可能性は低そうだ。

 なお、途中にダウ平均が急速に伸び悩む場面が見られた。FRBのバー副議長(銀行監督担当)の発言が伝わり、SVBの破綻を、リスク管理の甘さとFRBの監督不行き届きにあるとし、米金融機関を監督する方法を徹底的に見直すよう呼びかけた。副議長は、FRBはストレステストや流動性要件など、資産1000億ドル以上の金融機関に適用される様々な規則を再検討すると報告書で語っている。市場は銀行への規制強化で融資が減少し、それが景気に与える影響を危惧している。

インテル<INTC> 31.01(+1.15 +3.85%)
スナップ<SNAP> 8.59(-1.91 -18.19%)
ピンタレスト<PINS> 22.31(-4.96 -18.19%)

アップル<AAPL> 168.75(+0.34 +0.20%)
マイクロソフト<MSFT> 304.94(+0.11 +0.04%)
アマゾン<AMZN> 106.06(-3.76 -3.42%)
アルファベットC<GOOG> 107.62(-0.75 -0.69%)
テスラ<TSLA> 164.71(+4.52 +2.82%)
メタ・プラットフォームズ<META> 237.39(-1.17 -0.49%)
AMD<AMD> 88.55(+1.11 +1.27%)
エヌビディア<NVDA> 275.38(+3.12 +1.15%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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