上新電機---買収防衛策の非継続を決定、株主総会後に廃止へ

上新電機<8173>は14日、同社株式の大規模買付行為に関する対応方針(買収防衛策)を、2025年6月下旬開催予定の第77回定時株主総会終結の時をもって廃止することを決議したと発表した。

本方針は、2007年6月22日開催の第59回定時株主総会にて導入され、その後数度の改定を経て、直近では2022年6月24日開催の第74回定時株主総会で継続が決議されたものである。導入以降、同社は、中期経営計画の着実な遂行やコーポレート・ガバナンスの強化などを通じて企業価値の向上に取り組んできた。

今回の廃止決定は、近年の経営環境の変化や買収防衛策に対する世間の動向、さらに機関投資家を含む株主からの意見を踏まえたうえでの判断とされている。廃止後も、大量買付行為に際しては、必要な情報提供や法令に則った対応策を講じる方針を明らかにしている。

《AK》

　提供：フィスコ