VIXETFが高い、NYダウ一時900ドル超の下落でVIX指数上昇
VIX短期先物指数ETF<318A>が高い。円換算した「S&P500VIX短期先物指数超過リターン」を対象指標とするETF(上場投資信託)で、今年1月15日に上場した。米シカゴ・オプション取引所(CBOE)に上場する、満期日が隣接する2つのVIX先物取引のロング・ポジションをロールする取引のリターンを測定・指数化したものがVIX短期先物指数超過リターンであり、構成要素となるVIX先物取引の原資産は、米株式相場の変動性を示すVIX指数となっている。関税発動に伴う米国景気の減速懸念や、エヌビディア<NVDA>株の急落を背景に投資家心理が悪化するなか、3日の米国市場でNYダウは一時900ドルを超す下落となり、VIX指数は一時24台と昨年12月以来の水準に上昇した。東京市場においても日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は4日、一時31台まで上昇し、昨年11月以来の高水準をつけた。S&P500VIX短期先物指数超過リターンも水準を切り上げており、VIXETFの価格形成に影響をもたらしたようだ。
出所:MINKABU PRESS
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