ワークマンやニトリHDが軟調、日銀利上げ後のハト派化リスクと円安継続シナリオを意識
ワークマン<7564>やニトリホールディングス<9843>など円高メリット関連株が軟調に推移している。日銀の金融政策決定会合の結果発表を24日に控えている。追加利上げの決定を市場はすでに織り込んでおり、発表後の植田和男総裁の記者会見と、為替市場の反応が注目ポイントとなっている。こうしたなか、足もとでドル円相場は1ドル=156円台半ばと円安基調を強めている。日銀が利上げ後にハト派的な姿勢を打ち出すリスクや、次回以降の決定会合で利上げに踏み込みにくくなるシナリオが指摘されている。円の先高観が薄れつつあるなかにあって、輸入コスト負担が収益を圧迫するとの懸念から、円高メリット株の買い持ち高を圧縮する目的の売りが続いているようだ。
出所:MINKABU PRESS
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