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0020 東証 小型株

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売り一巡後は38000円を挟んでのもち合いを継続【クロージング】


21日の日経平均は続落。326.17円安の38026.17円(出来高概算16億8000万株)で取引を終えた。朝方は前日の下げの反動などから日経平均は小高く推移する場面もあったが、日本時間の早朝に決算を発表した米エヌビディア株が時間外取引で下落したほか、円相場は1ドル=154円台へと円高に振れて推移するなか、指数寄与度の大きいハイテク株を中心に売られ、日経平均はほどなくしてマイナスに転じ、後場中盤にむけては37945.21円まで下押しした。ただし、その後は心理的な節目の38000円を下回ると次第に押し目買いや値ごろ買いが入り、38000円を挟んでのもみ合いが続いていた。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が850を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、非鉄金属、銀行、繊維製品の3業種を除く30業種が下落し、鉱業、精密機器、小売、陸運の下落が目立った。指数インパクトの大きいところでは、エムスリー<2413>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、キーエンス<6861>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>が軟調だった。

エヌビディアの決算は、8-10月期の売上高は市場予想を上回る堅調な結果となった。11-1月期についても予想を上回ったが、一部強気にみているアナリスト予想に届かなかったことが売りに向かわせたようだ。ただし、時間外取引では一時6%超下落する場面もあったが、その後は下げ渋る動きをみせており、米国市場でのアク抜け的な反応をみせてくるかが注目されそうである。日経平均は寄り付き後ほどなくして38000円を割り込んだ後は、38000円を挟んだ狭いレンジでの推移だった。

日経平均はこのところ、75日線水準(37900円程度)を下値、200日線水準(38500円程度)を上値としたもみ合いが続いている。トランプ次期米政権の人事や政策への不透明感などから積極的な売買は手控えられているほか、地政学リスクへの警戒からポジションを傾けにくい需給状況である。一方で、グロース250指数は上昇しており、中小型株での個別物色に向かわせやすいところである。

《CS》

 提供:フィスコ

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