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話題株ピックアップ【夕刊】(2):アークランズ、GMO-GS、サンバイオ

■アークランズ <9842>  1,678円  +10 円 (+0.6%)  本日終値
 アークランズ<9842>が3日ぶりに反発。前週末15日の取引終了後、ジョイフル本田<3191>が実施する株式売り出しに参加し、保有する443万8000株を売却すると発表。それに伴う営業外収益を25年2月期第3四半期に計上するとしたことが好感された。なお業績に与える影響は、売却価格の決定後、必要に応じて速やかに開示するとしている。

■GMO-GS <3788>  2,736円  +16 円 (+0.6%)  本日終値
 GMOグローバルサイン・ホールディングス<3788>が3日続伸。この日、運営する行政向け電子公印サービス「GMOサイン電子公印」が、デジタル庁が推奨する電子化した処分通知の交付方法に対応したと発表しており、好材料視された。これにより「GMOサイン電子公印」は、処分通知への電子署名だけでなく、交付についてもデジタル庁が推奨する方法に則った運用が可能になるという。また自治体は、なりすましや文書改ざんなどのリスクを未然に防ぎつつ、行政サービスの向上・業務効率化などのメリットをもたらす自治体DXを推進することができるとしている。

■サンバイオ <4592>  893円  -127 円 (-12.5%)  本日終値
 サンバイオ<4592>は大幅安。前週末15日取引終了後、厚生労働省から7月に条件・期限付き承認を取得した「アクーゴ脳内移植用注」の出荷のための承認条件に関わる1回目の製造結果について不適合になったと発表。これが売り材料視された。不適合となったのは一つの規格値のみで、審査で課題とされた指標である収量を含む他の規格値は全て適合となり、特性解析結果も治験製品と同等の成績を得たという。製造方法自体は確立し承認されているため既に2回目の製造を開始しており、規格に適合する製造結果を2回分得た後に一部変更申請を行い、その後の一部変更承認の取得を目指すとした。

■ジョイフル本田 <3191>  1,766円  -217 円 (-10.9%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 ジョイフル本田<3191>は急落。前週末15日取引終了後、既存株主による751万3300株の売り出しと、上限112万6900株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。売り出し価格は25日から28日までのいずれかの日に決定する。この発表を受け、株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となった。あわせて、取得上限210万株(自己株式を除く発行済み株数の3.37%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。売り出しに伴う株式需給への影響を緩和するため。

■あおぞら銀行 <8304>  2,521円  -198.5 円 (-7.3%)  本日終値  東証プライム 下落率5位
 あおぞら銀行<8304>が大幅反落。前週末15日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算で、最終利益が119億1900万円(前年同期比1.1%減)と減益となったことが嫌気された。コーポレートローン・円安局面を捉えたデリバティブ販売やLBOファイナンス・環境ファイナンスなどの収益が寄与し、資金利益は増加したものの、純投資株式にかかる売却益の減少や、前年同期に計上した海外株式売却益の剥落などが響いた。なお、25年3月期通期業績予想では、最終利益は180億円(前期499億400万円の赤字)を見込む。

■三菱UFJ <8306>  1,810.5円  -13.5 円 (-0.7%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は地合い悪のなか底堅さを発揮、第一生命ホールディングス<8750>も4000円を割り込んだ水準では押し目買い意欲が活発となるなど、米国事業を展開する大手金融機関は下値抵抗力を発揮している。米国では強い経済指標の開示が相次ぐなか米長期金利が上昇傾向を強めており、米長期金利は一時4.5%台まで上昇した。前週末の米国株市場では主要株価指数が大きく下値を探る一方で、ゴールドマン<GS>やJPモルガン<JPM>など金融セクターは上値指向を継続している。国内長期金利も新発10年債利回りが前週末に1.080%まで上昇するなど、漸次水準を切り上げており、メガバンクや大手生保は運用環境の改善を期待する買いが根強い。

■ディスコ <6146>  42,420円  -160 円 (-0.4%)  本日終値
 ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置大手が軒並み軟調な展開となった。前週末の米国株市場では半導体製造装置世界最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が9%超の急落をみせたほか、エヌビディア<NVDA>やマイクロン・テクノロジー<MU>などその他の半導体関連主力株が軒並み下値を模索した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3.4%安で6日続落となり、フシ目の5000大台を割り込んだことで、この流れが東京市場にも波及している。週央にエヌビディアの決算発表が予定されていることもあり、東京市場でも半導体セクターは神経質な展開を強いられそうだ。

■リベルタ <4935>  888円  +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 リベルタ<4935>は連日ストップ高。14日にクラウドファンディング大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京都渋谷区)と業務提携したと発表した。企画販売ノウハウや販売促進ノウハウ、国内外の豊富な販路といった自社の強みを生かし、キャンプファイヤーの商品の販売支援を行うという。同日に業績下方修正を発表したものの業務提携を材料視する見方が強く、翌15日、週明け18日と物色人気を集めている。

■アップル <2788>  488円  +80 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 アップルインターナショナル<2788>はストップ高。前週末15日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を369億7100万円から417億9400万円(前期比35.2%増)へ、営業利益を12億1400万円から15億1200万円(同37.7%増)へ、純利益を9億2000万円から12億3000万円(同22.1%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を10円から15円へ引き上げたことが好感された。第3四半期時点で海外中古車輸出事業が好調に推移したことや、為替が想定以上に円安基調になっていることなどを織り込んだ。

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