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株価指数先物【昼】 ハイテク株に加えて医薬品株が日経平均型の重荷


 日経225先物は11時30分時点、前日比340円安の3万8330円(-0.87%)前後で推移。寄り付きは3万8100円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8015円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。開始直後に付けた3万8010円を安値にリバウンドの動きが強まり、200日移動平均線(3万8280円)を突破すると、中盤にかけて一時3万8580円まで下げ幅を縮める場面もみられた。戻り一巡後は再び下落幅を広げているが200日線を上回っての推移をみせている。

 日経225先物はナイトセッションで一気に75日線水準まで下げる場面もみられていたこともあり、いったんはリバウンドが意識される形となったようだ。戻り一巡後は再び下げ幅を広げてきたが、200日線が支持線として機能してくるようだと、ショートカバーを誘い込みやすいだろう。ただし、同線を下回ってくると、節目の3万8000円に接近する動きが警戒されそうである。

 本日は中外製薬 <4519> [東証P]など医薬品株の下げが日経平均型の重荷となっている。15日の米国市場では、トランプ次期大統領が厚生長官に新型コロナウイルスのワクチンに懐疑的な立場であるロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表したことが嫌気され、モデルナ<MRNA>やファイザー<PFE>など医薬品株が大きく売られていた。

 NT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。一時14.16倍まで下げており、75日・200日線(14.29倍)を明確に下放れてきた。値がさハイテク株に加えて医薬品株への不透明感が強まるなか、NTショートでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。

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