話題株ピックアップ【昼刊】:ミルボン、メタプラ、富士ソフト
■ミルボン <4919> 3,405円 +400 円 (+13.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
ミルボン<4919>が大幅続伸となっている。同社は15日取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比42.1%増の48億5400万円となり、会社計画の42億9100万円を上回ったことが好感されているようだ。売上高は同8.3%増の369億9300万円(計画は363億5400万円)で着地。国内でヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」やプロフェッショナルブランド「エルジューダ」が堅調に推移したほか、海外については韓国におけるヘアケア・パーマ市場の活動強化による増収及び染毛剤の売り上げの回復が続いたことが寄与した。なお、通期業績予想については売上高506億2000万円(前期比6.0%増)、営業利益66億円(同19.5%増)とする従来見通しを据え置いている。
■メタプラネット <3350> 2,077円 +99 円 (+5.0%) 11:30現在
メタプラネット<3350>は反発。この日朝方、株主優待制度を新設すると発表した。毎年12月末に100株以上を保有する株主を対象に、ビットコインエコシステムに関連する商品やサービスを贈呈する。これが買い手掛かりとなっている。
■富士ソフト <9749> 9,539円 +429 円 (+4.7%) 11:30現在
富士ソフト<9749>が大幅続伸している。米投資ファンドのKKR<KKR>が前週末15日の取引終了後、富士ソフトに対して行っているTOBの第2回TOB価格を9451円にすると発表しており、対抗する米ベインキャピタルが提示していた9450円を上回ることから、これを好材料視した買いが入っているようだ。KKRは9月5日から11月5日に実施した第1回のTOB(TOB価格8800円)で発行済み株数の33.86%を取得。その後、株価がTOB価格を上回って推移していることなどから、第2回TOB価格を9451円に引き上げたとしている。
■セルシス <3663> 1,364円 +61 円 (+4.7%) 11:30現在
セルシス<3663>が大幅高で3日ぶりに反発している。前週末15日の取引終了後、上限を60万株(発行済み株数の1.92%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は11月18日から12月31日までで、資本効率の一層の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することを目的としている。同時に、発行済み株数の85.27%を所有する子会社&DC3を11月15日付で完全子会社化するとともに、25年1月1日付で吸収合併すると発表した。合併にあたり、&DC3に対して有する債権を放棄するのに伴い24年12月期単独決算で4億円の特別損失を計上するが、連結決算では消去されるため、連結業績に与える影響はないとしている。
■明電舎 <6508> 4,100円 +170 円 (+4.3%) 11:30現在
明電舎<6508>が5日ぶり反発。SMBC日興証券が15日付で目標株価を4700円から6100円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券によると、電力インフラ投資需要の恩恵を享受する銘柄として明電舎に注目とし、強い業績進捗を示した直近の決算を踏まえてこの見方は一層強まったという。これを受けて目標株価を引き上げ、投資評価は最上位の「1」を継続した。
■精工技研 <6834> 4,010円 +105 円 (+2.7%) 11:30現在
精工技研<6834>が逆行高で4000円大台復帰、一時165円高の4070円まで駆け上がり、今月13日に上ヒゲでつけた年初来高値4175円を再び視界に置く場面にある。時価は2006年以来約18年ぶりの高値圏に浮上しているが、人気化の背景にあるのが同社の光電融合技術。これは世界的にデータセンター建設が活発化するなか、その際に問題視されている電力量の膨大化に対応した技術として耳目を集めている。業績もデータセンター向け光デバイスが牽引する形で様変わり、25年3月期は期初予想を大幅上方修正し営業利益段階で前期比90%増の20億円を見込んでいる。
■santec <6777> 5,950円 +120 円 (+2.1%) 11:30現在
santec Holdings<6777>が切り返し急で、一時6000円台復帰を果たした。光パワーモニター、光フィルター、光可変減衰器などの光関連部品と光測定器を主力展開しており、独自の製品ラインアップで他社と一線を画す。そうしたなか、世界的なデータセンターの建設ラッシュによって光ファイバー向け測定装置などの需要拡大が追い風として期待されている。業績も好調で25年3月期上期(24年4~9月)営業利益は前年同期比2.2倍の38億6500万円と急拡大、通期見通しについても従来予想から上方修正し前期比13%増の63億円予想としているが、なお保守的という見方もあり、再増額の可能性も意識されている。
■アークランズ <9842> 1,674円 +6 円 (+0.4%) 11:30現在
アークランズ<9842>が3日ぶりに反発している。前週末15日の取引終了後、ジョイフル本田<3191>が実施する株式売り出しに参加し、保有する443万8000株を売却すると発表。それに伴う営業外収益を25年2月期第3四半期に計上するとしたことが好感されている。なお業績に与える影響は、売却価格の決定後、必要に応じて速やかに開示するとしている。
■サンバイオ <4592> 903円 -117 円 (-11.5%) 11:30現在
サンバイオ<4592>は大幅安。前週末15日取引終了後、厚生労働省から7月に条件・期限付き承認を取得した「アクーゴ脳内移植用注」の出荷のための承認条件に関わる1回目の製造結果について不適合になったと発表。これが売り材料視されている。不適合となったのは一つの規格値のみで、審査で課題とされた指標である収量を含む他の規格値は全て適合となり、特性解析結果も治験製品と同等の成績を得たという。製造方法自体は確立し承認されているため既に2回目の製造を開始しており、規格に適合する製造結果を2回分得た後に一部変更申請を行い、その後の一部変更承認の取得を目指すとした。
■ジョイフル本田 <3191> 1,761円 -222 円 (-11.2%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
ジョイフル本田<3191>は急落。前週末15日取引終了後、既存株主による751万3300株の売り出しと、上限112万6900株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。売り出し価格は25日から28日までのいずれかの日に決定する。この発表を受け、株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となっている。あわせて、取得上限210万株(自己株式を除く発行済み株数の3.37%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。売り出しに伴う株式需給への影響を緩和するため。
■あおぞら銀行 <8304> 2,539.5円 -180 円 (-6.6%) 11:30現在 東証プライム 下落率6位
あおぞら銀行<8304>が大幅反落している。前週末15日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算で、最終利益が119億1900万円(前年同期比1.1%減)と減益となったことが嫌気されている。コーポレートローン・円安局面を捉えたデリバティブ販売やLBOファイナンス・環境ファイナンスなどの収益が寄与し、資金利益は増加したものの、純投資株式にかかる売却益の減少や、前年同期に計上した海外株式売却益の剥落などが響いた。なお、25年3月期通期業績予想では、最終利益は180億円(前期499億400万円の赤字)を見込む。
■あらた <2733> 3,055円 -25 円 (-0.8%) 11:30現在
あらた<2733>は小動き。前週末15日の取引終了後に子会社ジャペルが、経済産業省が公募した「運輸部門エネルギー使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金」の補助事業者に決定したと発表したが、反応は限定的のようだ。今回の決定は、ジャペルが丸紅<8002>、丸紅ロジスティクス(東京都千代田区)及びジェックス株式会社(大阪府東大阪市)が提案した「ペット卸の発注まとめによる配送効率化実証事業」が採択されたもの。現状のペットフード・用品業界で小売業者は、在庫を抑制しながら、消費者の購買行動・ニーズに合わせ限られた店舗スペースに数多くの商品を陳列・販売する必要があるため、流通を担う卸業者に対して少量・多頻度発注を余儀なくされているが、この課題を解決するために同事業では輸送効率化を高めるための「配送最適化発注システム」を共同で開発。メーカー側の輸送効率を卸業者にフィードバックし、需要予測・許容欠品率などさまざまなパラメータを鑑みた適切な発注量の積み増しを行うことで、卸業者の在庫量を適正水準に維持し、輸送効率改善・サプライチェーン効率化の実現を目指すとしている。
■ディスコ <6146> 42,340円 -240 円 (-0.6%) 11:30現在
ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置大手が軒並み軟調な展開となっている。前週末の米国株市場では半導体製造装置世界最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が9%超の急落をみせたほか、エヌビディア<NVDA>やマイクロン・テクノロジー<MU>などその他の半導体関連主力株が軒並み下値を模索した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3.4%安で6日続落となり、フシ目の5000大台を割り込んだことで、この流れが東京市場にも波及している。週央にエヌビディアの決算発表が予定されていることもあり、東京市場でも半導体セクターは神経質な展開を強いられそうだ。
■三菱UFJ <8306> 1,821.5円 -2.5 円 (-0.1%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は地合い悪のなか底堅さを発揮、第一生命ホールディングス<8750>も4000円を割り込んだ水準では押し目買い意欲が活発となるなど、米国事業を展開する大手金融機関は下値抵抗力を発揮している。米国では強い経済指標の開示が相次ぐなか米長期金利が上昇傾向を強めており、米長期金利は一時4.5%台まで上昇した。前週末の米国株市場では主要株価指数が大きく下値を探る一方で、ゴールドマン<GS>やJPモルガン<JPM>など金融セクターは上値指向を継続している。国内長期金利も新発10年債利回りが前週末に1.080%まで上昇するなど、漸次水準を切り上げており、メガバンクや大手生保は運用環境の改善を期待する買いが根強い。
■リベルタ <4935> 888円 +150 円 (+20.3%) ストップ高 11:30現在
リベルタ<4935>は連日ストップ高。14日にクラウドファンディング大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京都渋谷区)と業務提携したと発表した。企画販売ノウハウや販売促進ノウハウ、国内外の豊富な販路といった自社の強みを生かし、キャンプファイヤーの商品の販売支援を行うという。同日に業績下方修正を発表したものの業務提携を材料視する見方が強く、翌15日、週明け18日と物色人気を集めている。
●ストップ高銘柄
Hmcomm <265A> 1,370円 +300 円 (+28.0%) ストップ高 11:30現在
Speee <4499> 4,155円 +700 円 (+20.3%) ストップ高 11:30現在
BBDイニシアティブ <5259> 1,020円 +150 円 (+17.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
エスポア <3260> 3,400円 +500 円 (+17.2%) ストップ高 11:30現在
マクロミル <3978> 1,121円 +150 円 (+15.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、10銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
ミルボン<4919>が大幅続伸となっている。同社は15日取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比42.1%増の48億5400万円となり、会社計画の42億9100万円を上回ったことが好感されているようだ。売上高は同8.3%増の369億9300万円(計画は363億5400万円)で着地。国内でヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」やプロフェッショナルブランド「エルジューダ」が堅調に推移したほか、海外については韓国におけるヘアケア・パーマ市場の活動強化による増収及び染毛剤の売り上げの回復が続いたことが寄与した。なお、通期業績予想については売上高506億2000万円(前期比6.0%増)、営業利益66億円(同19.5%増)とする従来見通しを据え置いている。
■メタプラネット <3350> 2,077円 +99 円 (+5.0%) 11:30現在
メタプラネット<3350>は反発。この日朝方、株主優待制度を新設すると発表した。毎年12月末に100株以上を保有する株主を対象に、ビットコインエコシステムに関連する商品やサービスを贈呈する。これが買い手掛かりとなっている。
■富士ソフト <9749> 9,539円 +429 円 (+4.7%) 11:30現在
富士ソフト<9749>が大幅続伸している。米投資ファンドのKKR<KKR>が前週末15日の取引終了後、富士ソフトに対して行っているTOBの第2回TOB価格を9451円にすると発表しており、対抗する米ベインキャピタルが提示していた9450円を上回ることから、これを好材料視した買いが入っているようだ。KKRは9月5日から11月5日に実施した第1回のTOB(TOB価格8800円)で発行済み株数の33.86%を取得。その後、株価がTOB価格を上回って推移していることなどから、第2回TOB価格を9451円に引き上げたとしている。
■セルシス <3663> 1,364円 +61 円 (+4.7%) 11:30現在
セルシス<3663>が大幅高で3日ぶりに反発している。前週末15日の取引終了後、上限を60万株(発行済み株数の1.92%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は11月18日から12月31日までで、資本効率の一層の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することを目的としている。同時に、発行済み株数の85.27%を所有する子会社&DC3を11月15日付で完全子会社化するとともに、25年1月1日付で吸収合併すると発表した。合併にあたり、&DC3に対して有する債権を放棄するのに伴い24年12月期単独決算で4億円の特別損失を計上するが、連結決算では消去されるため、連結業績に与える影響はないとしている。
■明電舎 <6508> 4,100円 +170 円 (+4.3%) 11:30現在
明電舎<6508>が5日ぶり反発。SMBC日興証券が15日付で目標株価を4700円から6100円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券によると、電力インフラ投資需要の恩恵を享受する銘柄として明電舎に注目とし、強い業績進捗を示した直近の決算を踏まえてこの見方は一層強まったという。これを受けて目標株価を引き上げ、投資評価は最上位の「1」を継続した。
■精工技研 <6834> 4,010円 +105 円 (+2.7%) 11:30現在
精工技研<6834>が逆行高で4000円大台復帰、一時165円高の4070円まで駆け上がり、今月13日に上ヒゲでつけた年初来高値4175円を再び視界に置く場面にある。時価は2006年以来約18年ぶりの高値圏に浮上しているが、人気化の背景にあるのが同社の光電融合技術。これは世界的にデータセンター建設が活発化するなか、その際に問題視されている電力量の膨大化に対応した技術として耳目を集めている。業績もデータセンター向け光デバイスが牽引する形で様変わり、25年3月期は期初予想を大幅上方修正し営業利益段階で前期比90%増の20億円を見込んでいる。
■santec <6777> 5,950円 +120 円 (+2.1%) 11:30現在
santec Holdings<6777>が切り返し急で、一時6000円台復帰を果たした。光パワーモニター、光フィルター、光可変減衰器などの光関連部品と光測定器を主力展開しており、独自の製品ラインアップで他社と一線を画す。そうしたなか、世界的なデータセンターの建設ラッシュによって光ファイバー向け測定装置などの需要拡大が追い風として期待されている。業績も好調で25年3月期上期(24年4~9月)営業利益は前年同期比2.2倍の38億6500万円と急拡大、通期見通しについても従来予想から上方修正し前期比13%増の63億円予想としているが、なお保守的という見方もあり、再増額の可能性も意識されている。
■アークランズ <9842> 1,674円 +6 円 (+0.4%) 11:30現在
アークランズ<9842>が3日ぶりに反発している。前週末15日の取引終了後、ジョイフル本田<3191>が実施する株式売り出しに参加し、保有する443万8000株を売却すると発表。それに伴う営業外収益を25年2月期第3四半期に計上するとしたことが好感されている。なお業績に与える影響は、売却価格の決定後、必要に応じて速やかに開示するとしている。
■サンバイオ <4592> 903円 -117 円 (-11.5%) 11:30現在
サンバイオ<4592>は大幅安。前週末15日取引終了後、厚生労働省から7月に条件・期限付き承認を取得した「アクーゴ脳内移植用注」の出荷のための承認条件に関わる1回目の製造結果について不適合になったと発表。これが売り材料視されている。不適合となったのは一つの規格値のみで、審査で課題とされた指標である収量を含む他の規格値は全て適合となり、特性解析結果も治験製品と同等の成績を得たという。製造方法自体は確立し承認されているため既に2回目の製造を開始しており、規格に適合する製造結果を2回分得た後に一部変更申請を行い、その後の一部変更承認の取得を目指すとした。
■ジョイフル本田 <3191> 1,761円 -222 円 (-11.2%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
ジョイフル本田<3191>は急落。前週末15日取引終了後、既存株主による751万3300株の売り出しと、上限112万6900株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。売り出し価格は25日から28日までのいずれかの日に決定する。この発表を受け、株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となっている。あわせて、取得上限210万株(自己株式を除く発行済み株数の3.37%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。売り出しに伴う株式需給への影響を緩和するため。
■あおぞら銀行 <8304> 2,539.5円 -180 円 (-6.6%) 11:30現在 東証プライム 下落率6位
あおぞら銀行<8304>が大幅反落している。前週末15日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算で、最終利益が119億1900万円(前年同期比1.1%減)と減益となったことが嫌気されている。コーポレートローン・円安局面を捉えたデリバティブ販売やLBOファイナンス・環境ファイナンスなどの収益が寄与し、資金利益は増加したものの、純投資株式にかかる売却益の減少や、前年同期に計上した海外株式売却益の剥落などが響いた。なお、25年3月期通期業績予想では、最終利益は180億円(前期499億400万円の赤字)を見込む。
■あらた <2733> 3,055円 -25 円 (-0.8%) 11:30現在
あらた<2733>は小動き。前週末15日の取引終了後に子会社ジャペルが、経済産業省が公募した「運輸部門エネルギー使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金」の補助事業者に決定したと発表したが、反応は限定的のようだ。今回の決定は、ジャペルが丸紅<8002>、丸紅ロジスティクス(東京都千代田区)及びジェックス株式会社(大阪府東大阪市)が提案した「ペット卸の発注まとめによる配送効率化実証事業」が採択されたもの。現状のペットフード・用品業界で小売業者は、在庫を抑制しながら、消費者の購買行動・ニーズに合わせ限られた店舗スペースに数多くの商品を陳列・販売する必要があるため、流通を担う卸業者に対して少量・多頻度発注を余儀なくされているが、この課題を解決するために同事業では輸送効率化を高めるための「配送最適化発注システム」を共同で開発。メーカー側の輸送効率を卸業者にフィードバックし、需要予測・許容欠品率などさまざまなパラメータを鑑みた適切な発注量の積み増しを行うことで、卸業者の在庫量を適正水準に維持し、輸送効率改善・サプライチェーン効率化の実現を目指すとしている。
■ディスコ <6146> 42,340円 -240 円 (-0.6%) 11:30現在
ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置大手が軒並み軟調な展開となっている。前週末の米国株市場では半導体製造装置世界最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が9%超の急落をみせたほか、エヌビディア<NVDA>やマイクロン・テクノロジー<MU>などその他の半導体関連主力株が軒並み下値を模索した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3.4%安で6日続落となり、フシ目の5000大台を割り込んだことで、この流れが東京市場にも波及している。週央にエヌビディアの決算発表が予定されていることもあり、東京市場でも半導体セクターは神経質な展開を強いられそうだ。
■三菱UFJ <8306> 1,821.5円 -2.5 円 (-0.1%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は地合い悪のなか底堅さを発揮、第一生命ホールディングス<8750>も4000円を割り込んだ水準では押し目買い意欲が活発となるなど、米国事業を展開する大手金融機関は下値抵抗力を発揮している。米国では強い経済指標の開示が相次ぐなか米長期金利が上昇傾向を強めており、米長期金利は一時4.5%台まで上昇した。前週末の米国株市場では主要株価指数が大きく下値を探る一方で、ゴールドマン<GS>やJPモルガン<JPM>など金融セクターは上値指向を継続している。国内長期金利も新発10年債利回りが前週末に1.080%まで上昇するなど、漸次水準を切り上げており、メガバンクや大手生保は運用環境の改善を期待する買いが根強い。
■リベルタ <4935> 888円 +150 円 (+20.3%) ストップ高 11:30現在
リベルタ<4935>は連日ストップ高。14日にクラウドファンディング大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京都渋谷区)と業務提携したと発表した。企画販売ノウハウや販売促進ノウハウ、国内外の豊富な販路といった自社の強みを生かし、キャンプファイヤーの商品の販売支援を行うという。同日に業績下方修正を発表したものの業務提携を材料視する見方が強く、翌15日、週明け18日と物色人気を集めている。
●ストップ高銘柄
Hmcomm <265A> 1,370円 +300 円 (+28.0%) ストップ高 11:30現在
Speee <4499> 4,155円 +700 円 (+20.3%) ストップ高 11:30現在
BBDイニシアティブ <5259> 1,020円 +150 円 (+17.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
エスポア <3260> 3,400円 +500 円 (+17.2%) ストップ高 11:30現在
マクロミル <3978> 1,121円 +150 円 (+15.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、10銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース