NY為替:トランプトレード一服でリスク選好の円売り後退&日銀の追加利上げ観測
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円77銭へ強含んだのち、153円86銭まで下落し、154円45銭で引けた。
米10月小売売上高が予想を上回ったほか、米ボストン連銀のコリンズ総裁が12月の利下げは除外しないが、決定ではないとの発言を材料にドル買いが優勢となった。ただ、利下げ軌道は変わらずとの見方でドル買いが一服。トランプトレード一服でリスク選好の円売りが後退、日銀の追加利上げ観測を受けた円買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0593ドルへ上昇後、1.0516ドルまで下落し、1.0533ドルで引けた。ユーロ・円は、164円50銭から162円32銭まで下落。ポンド・ドルは1.2697ドルへ上昇後、1.2597ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8900フランへ上昇後、0.8859フランまで下落した。
《MK》
提供:フィスコ