NY外為:ドル下落に転じる、12月FOMCでの利下げ確率はほぼ50%
NY外為市場でドルは下落に転じた。ボストン連銀のコリンズ総裁はインタビューで、12月連邦公開市場委員会(FOMC)までにさらなるデータがあり、追加利下げが決まったわけではないが、可能性を除外もしないと述べた。新たな価格圧力の兆候は見られず、政策が景気抑制的で正常化を支持する考えを示した。米シカゴ連銀のグールズビー総裁も「来年にかけて金利は低下が必要となる可能性が強い」と述べた。
パウエルFRB議長のタカ派発言を受けて市場の12月の追加利下げ確率は80%から50%近くに低下。現時点で5分5分となっている。ただ、FRBの利下げ軌道は変わらないとの見方にドル買いも限定的。
ドル・円は155円70銭から154円60銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.0523ドルまで下落後、1.0545ドルで下げ止まった。ポンド・ドルは1.2688ドルから1.2615ドルまで下落した。
《KY》
提供:フィスコ