NY外為:BTC反落再び9万ドル割れで推移、米インフレ改善停滞で金利先安観が後退
暗号通貨のビットコイン(BTC)は過去最高値付近から反落し、再び9万ドル割れで推移した。BTCは金利先安観に加え、暗号資産市場の発展を支援する政策を公約したトランプ氏の米大統領選勝利を受け、期待感に13日に心理的節目9万ドルを突破し、93462ドルまで上昇し、過去最高値を更新。その後は、買いが続かず、さらに、米国の10月消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)でインフレ改善の停滞が示されたため金利先安観の後退で買い意欲が後退したと見られる。ただ、現物ETFへの資金流入が継続し相場を支える可能性がある。現時点で現物ETFは107万BTCを保有しているという。
《KY》
提供:フィスコ