今日の為替市場ポイント:米長期金利の高止まりを受けてドルは底堅い動きを保つ見込み
13日のドル・円は、東京市場では154円51銭から155円15銭まで上昇。欧米市場では154円34銭まで下落した後、155円62銭まで上昇し、155円47銭で取引終了。本日14日のドル・円は主に155円台で推移か。米長期金利の高止まりを受けてドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
米労働省が11月13日発表した10月消費者物価指数(CPI)は、前年比+2.6%となった。家賃などの住居費の上昇を背景に、伸び率は9月実績の+2.4%を上回った。ただ、市場予想と一致し、12月利下げの可能性は十分残されているとの見方が広がった。なお、トランプ政権への移行によって2025年以降のインフレ見通しは大きく変わる可能性があることを市場は引き続き警戒しているようだ。利下げは12月で一段落し、政策金利は長期間据え置きとなるケースを想定してドルは底堅い動きを保つとみられる。
《CS》
提供:フィスコ