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米CPIを受けて、12月FOMCでの利下げ期待が再び高まる

 日本時間22時半に発表になった10月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、短期金融市場は12月FOMCでの利下げ期待を高めている。翌日物金利スワップ(OIS)市場では12月利下げの確率を、前日は五分五分で見ていたが、CPIを受けて65%程度まで上昇させている。一方、CMEのフェドウォッチでは前日の58%から75%に上昇している状況。

 予想を上回るのではとの警戒感も一部では出ていたが、ほぼ予想通りの結果となりインフレの落ち着きが示されたことで、ひとまず安心感が出ているようだ。

 しかし、パウエル議長を始めFOMC委員は、以前ほど早期の利下げに意識が傾いておらず、どちらにもオープンな姿勢を示唆している。指標次第では直ぐに戻る可能性は留意される。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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