ユミルリンク---3Qは2ケタ増収・増益、売上高・営業利益が過去最高を計上
ユミルリンク<4372>は12日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比15.9%増の19.81億円、営業利益が同9.7%増の4.69億円、経常利益が同9.6%増の4.69億円、四半期純利益が同9.7%増の3.24億円となった。売上高・営業利益ともに過去最高を計上した
当第3四半期累計期間においては、2024年7月に「Salesforce」と連携する「Cuenote SMS for Salesforce」の提供を開始し、Salesforceの管理画面からシームレスにSMSを送信することを可能として、利用者の業務効率化に繋げている。また、同月にコクーと提携しメール配信運用支援「メルサポ」及びデジタルマーケティングトータル支援「デジサポ」の提供を開始し、企業の課題に合わせて選べるメールマーケティング・デジタルマーケティング支援を行うとしている。さらに、8月にSMS配信サービス「Cuenote SMS」にオプションとして「他人接続判定機能」の追加、提供を開始し、電話番号の変更によりメッセージが本人以外に届くリスクの低減に繋げている。
サービス提供種別の売上高の概況について、ストック型収益は前年同期比15.0%増の19.18億円となった。Cuenote SaaSのサブスクリプション(サービス利用)売上並びにソフトウエア保守売上が含まれる。当第3四半期累計期間は引き続きエンタープライズ企業への導入が進んだことに加え、配信数を増加することができた。当第3四半期末定期契約額は同17.3%増の2.20億円となった。
スポット型収益は同50.7%増の0.63億円となった。Cuenote SaaSの初期売上(初期利用登録、カスタマイズ、セキュリティ証明書などの取得代行)並びにソフトウエアライセンス売上(オンプレミス)が含まれる。当第3四半期累計期間の売上高はSaaSの新規受注が堅調に推移したこと並びにソフトウエアライセンス売上が伸長した。
2024年12月期通期の業績予想については、売上高は前期比11.0%増の25.70億円、営業利益は同3.0%増の6.10億円、経常利益は同3.0%増の6.10億円、当期純利益は同2.7%増の4.20億円とする期初計画を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ