今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きを保つ見込み
12日のドル・円は、東京市場では154円06銭から153円41銭まで下落。欧米市場では153円71銭から154円92銭まで上昇し、154円65銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に154円台で推移か。米長期金利の上昇を受けてドル売り・円買いは抑制される可能性がある。
報道によると、米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は11月12日、「力強い消費と生産性の高い労働力を背景に、米経済は良好な状態にある」と指摘した。また、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、「連邦準備制度理事会(FRB)の政策スタンスはやや制約的」との見方を示したが、「米国経済は良好な状態にある」と述べた。12日の米国債市場ではトランプ政権が導入するとみられる経済政策を巡って長期債などの利回り水準は上昇。市場参加者の間では「利下げは12月で一段落する」との見方が広がっており、米国の利下げ休止を想定してドルは目先的に底堅い動きを保つとみられる。
《CS》
提供:フィスコ