NY株式:NYダウは0.59ドル安、FRBの利下げを好感
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は0.59ドル安の43,729.34ドル、ナスダックは285.99ポイント高の19,269.46で取引を終了した。
大統領選挙でのトランプ氏勝利を好感した買いが続いたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り利下げを決定、長期金利の低下に連れナスダックは続伸し連日で過去最高値を更新。相場全体を押し上げたがダウはプラス圏を維持できずまちまちで終了した。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・同製造装置が上昇した一方、銀行が下落。
配車サービスのリフト(LYFT)は第3四半期決算で乗客数や売上高が強い伸びとなったほか業績見通しを上方修正、また、自動運転技術のモービルアイ、メイ・モビリティー、ネクサーとの提携計画を発表し、上昇した。化粧品メーカーのe.l.f.ビューティー(ELF)は予想外の売上高40%増を計上、通期見通しを上方修正し、上昇。
スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UAA)は四半期決算で増益、調整後1株利益の通期見通しを上方修正し、上昇した。高級衣料ブランドのラルフローレン(RL)は四半期決算で、欧州やアジアの売り上げが好調で年末商戦にも楽観的な見通しを示し、通期業績見通しを上方修正し、上昇。銀行のJPモルガン(JPM)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。
旅行情報・予約プラットフォーム運営のエアビーアンドビー(ABNB)は取引終了後に四半期決算を発表。内容や見通しを好感し、時間外取引で上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ