このあとFOMC結果公表 利下げ確実視 12月のヒントに注目
このあと日本時間午前4時にFOMCの結果が公表され、4時半にはパウエル議長が会見を行う。市場では0.25%ポイントの利下げを確実視しているが、そのこと自体はすでに織り込み済み。むしろ12月のヒントが何か示されるか注目されている。短期金融市場ではいまのところ、12月は70%程度の確率で0.25%ポイントの利下げを織り込んでいる状況。
ただ、エコノミストからは、FRBは声明でインフレに関する表現を変える可能性があるとの指摘が出ている。前回の声明では「インフレが持続的に2%に向かっているという確信を深めた」と言及していた。しかし、消費者物価指数(CPI)のコア指数とPCEデフレータの12カ月加重平均が夏以降あまり下がっておらず、それを考慮すれば、「さらに確信が深まった」との文言を繰り返すのは難しいのではと述べている。
パウエル議長は今回の会見で、今年最後の12月FOMCで利下げ休止の道を開く可能性も留意されるという。
また、前日にトランプ氏がホワイトハウスからの返り咲きを決め、同氏が主張している政策がインフレを再燃されるとの見方が市場に広まっており、質疑応答で質問を受ける可能性もある。トランプ氏とは対立しているともされる議長だが、現段階で具体的なことは答えないのではとも見られているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ただ、エコノミストからは、FRBは声明でインフレに関する表現を変える可能性があるとの指摘が出ている。前回の声明では「インフレが持続的に2%に向かっているという確信を深めた」と言及していた。しかし、消費者物価指数(CPI)のコア指数とPCEデフレータの12カ月加重平均が夏以降あまり下がっておらず、それを考慮すれば、「さらに確信が深まった」との文言を繰り返すのは難しいのではと述べている。
パウエル議長は今回の会見で、今年最後の12月FOMCで利下げ休止の道を開く可能性も留意されるという。
また、前日にトランプ氏がホワイトハウスからの返り咲きを決め、同氏が主張している政策がインフレを再燃されるとの見方が市場に広まっており、質疑応答で質問を受ける可能性もある。トランプ氏とは対立しているともされる議長だが、現段階で具体的なことは答えないのではとも見られているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美