今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇と株高でドルは底堅く推移する可能性
6日のドル・円は、東京市場では151円30銭まで下落後、154円38銭まで上昇。欧米市場では153円80銭まで売られた後、154円70銭まで上昇し、154円59銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に154円台で推移か。米長期金利の上昇と米国株高を受けてドルは底堅い値動きを保つ可能性がある。
トランプ氏の米大統領選勝利を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースは大幅に減速するとの見方が増えているようだ。トランプ氏は追加関税や減税、移民抑制を主張しており、このような政策は経済成長の加速や労働市場における需給ひっ迫を招く可能性があるとみられている。今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25ポイントの利下げが実施される見込みだが、12月以降の政策金利見通しは不透明。為替については米利下げ休止を想定してドル高が続く可能性がある。
《CS》
提供:フィスコ