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明日の為替相場見通し=トランプトレードは続くか

 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、共和党候補のトランプ前大統領の返り咲きを見込んだ「トランプトレード」が続くかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=152円00銭~155円00銭。

 5日に投票が行われた米大統領選の開票作業が進むなか、6日の東京市場では南部の激戦州ノースカロライナとジョージアでトランプ氏が勝利したとの報道を受けてトランプトレードといわれる米債券売り・ドル買いが加速。米議会選で共和党が上院の過半数議席の獲得を確実にしたことで、大統領と上下両院の多数を共和党が握る「トリプルレッド」も意識され、ドル円相場は一時154円38銭まで上伸した。ただ、トランプ氏の勝利はある程度織り込まれているとみられ、実現すれば利益確定のドル売りが出る可能性もありそう。155円台が視野に入ってきたことで、日本の通貨当局による円買い介入も警戒される。

 一方、6~7日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。0.25%の利下げが決まる公算が大きいが、次回12月会合での金利据え置きの見方が強まった場合はドルが買われやすくなりそうだ。なお、今晩の海外市場では目立った経済指標の発表は予定されていない。

出所:MINKABU PRESS

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