今日の為替市場ポイント:米大統領選を控えてリスク選好的な為替取引は減少する可能性
4日のドル・円は、東京市場では152円58銭から151円60銭まで下落。欧米市場では152円22銭まで買われた後、151円54銭まで下落したが、152円13銭で取引終了。本日5日のドル・円は主に152円台で推移か。米大統領選のおおよその結果が判明するまではリスク選好的な為替取引が拡大する可能性は低いとみられる。
11月5日投開票の米大統領選で勝敗を左右するとみられる激戦州での支持率は、トランプ氏とハリス氏が拮抗しているようだ。関係筋によると、激戦州とみられる7州でトランプ氏はノースカロライナ、ジョージア、アリゾナの各州で勝利する可能性が高いと予想されているが、トランプ氏が大統領選で最終的に勝利するためには、ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニア各州のいずれかで勝利することが必要との見方が多い。また、激戦州以外の州で大方の予想と異なる選挙結果となる可能性は否定できないこと、激戦州での選挙結果確定に時間を要するケースも予想されることから、大統領選の大勢が判明するのは週後半となる可能性がある。
《CS》
提供:フィスコ