個人投資家・有限亭玉介:衆院選通過で相場が明るくなる事を祈りつつ業績期待と思惑株に注目【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年10月27日15時に執筆
衆議院選挙が近づくにつれて日経平均は下落基調となりました。10月21日~25日で日経平均は25日線・75日線を下回っております。衆議院選挙を通過して、今後の日本株はどうなる事やら…
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
どうにも日本株の調子が優れませんねぇ。正直なところ、今の日本の政治には不安しかありません。ゼロ金利政策が終了し、利上げ・増税が始まるのであれば、「消費」という視点だけ見ても景気が良くなっていくとは思えませんな。そりゃあ自民党の大敗予想も頷けます。
ただ、日本の政治以上に米国の政治の方が日本株への影響が大きいと言えますので、衆議院選挙後はすぐに米大統領選を想定した相場となるでしょう。日本の衆議院選挙の結果は、11月5日に来る米大統領選の結果で打ち消されるような展開となりそうです。いやはや、夏頃から注視していましたが、待ちに待った米大統領選がついに来ましたねぇ。
選挙結果を予想して当てるよりも、何が起こっても持ち堪えられるようなポートフォリオを組んでおきたいところ。今後の世界情勢が目まぐるしく変化して、これまでと同じような投資を続けても、一筋縄ではいかないと予想できますからねぇ。2025年にかけて、ウクライナ情勢や台湾有事などの行方を真剣に考えるタイミングかもしれませんな。
自民党大敗となれば、石破政権は責任を取る事になるでしょう。つまるところ、アベノミクスのような安定感のある政治は、しばらく戻って来ないかもしれませんな。政局が右往左往する度に株価が動く事も覚悟せねばなりますまい。いずれにせよ衆院選を終え、米大統領選が今後の株式市場のトレンドを占う潮目となるはずです。ひとまず目先は業績期待のある底堅い銘柄や個人の攻勢を受けやすいIPOなどを狙っていくのもありかと見ています。
名刺管理サービス最大手のSansan<4443>は、10月18日付けで野村證券が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も2500円から2700円に引き上げました。チャート(日足)は100日線付近を下値サポートに底堅く上昇トレンドを形成しており、どこまで切り上げていくか監視を強めております。
10月21日に自社株買いを発表後に動意したラクーンHD<3031>は、一気に年初来高値を更新しましたな。電子商取引サイトを運営する同社は、子会社が名古屋銀行<8522>と顧客紹介におけるビジネスマッチング契約を締結したと発表して材料視されている模様。25年4月期の経常利益は、過去最高益を更新する予想です。
建機や産業機械の販売・レンタルを手掛ける南陽<7417>は、10月21日に上方修正を発表すると動意しました。25年3月期は過去最高益ではないものの、チャート(日足)が上昇トレンドへ向かうか監視中。PBR1倍割れの割安さもまた、トレンドを支えそうですねぇ。11月8日の決算発表も注視です。
原発関連として思惑がある岡野バルブ<6492>は、10月4日の決算発表 (3Q)で既に通期計画を上回りました。GoogleやAmazonなどがデータセンター向け電力を原子力でまかなう方針や、高浜原発の50年超の運転を国内初認可の報道を受けて物色されているようです。こちらもPBRが割安で、業績の安定感もありますな。
同じく原発関連として思惑のある木村化工機<6378>も見ておきたいですな。プラントが主力の同社は、脱炭素などGX関連としても注目されています。株価にも割安さがあり、目先は11月8日の決算発表後にチャート(日足)がどう動くかですな。
最後は直近IPOから、オルツ<260A>です。デジタルクローンの開発を目的とした要素技術の研究開発などを手掛ける同社は、経済産業省及びNEDOが推進する国内生成AIの開発力強化プロジェクト「GENIAC」の第2期に採択された事が材料視されております。チャートは軟調でも、AI関連の一角として注目します。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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