NY為替:米雇用統計は予想下振れも長期金利上昇を受けてドル反発
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円80銭へ下落後、153円09銭まで上昇し、152円98銭で引けた。米10月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回り2020年来で最低の伸びにとどまったほか前2カ月間の雇用も下方修正された結果を受けて、追加利下げ観測が強まり、債券利回り低下に連れドル売りに拍車がかかった。その後、10月製造業PMI改定値が予想外に上方修正されたほか10月ISM製造業景況指数の支払価格が大幅上昇、また、来週の大統領選挙をにらみ長期金利が上昇に転じ、ドルの買戻しが強まった。リスク選好の円売りも強まった。
ユーロ・ドルは1.0905ドルまで上昇後、1.0832ドルまで下落し、1.0835ドルで引けた。ユーロ・円は、166円11銭まで上昇後、165円35銭まで下落。ポンド・ドルは1.2916ドルから1.2980ドルのレンジで上下に振れた。ドル・スイスは0.8640フランへ下落後、0.8711フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ