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今日の為替市場ポイント:米国株安を嫌気してドル買いがただちに拡大する可能性低い


10月31日のドル・円は、東京市場では153円59銭から152円06銭まで反落。欧米市場では153円05銭まで買われた後、一時151円84銭まで反落し、152円04銭で取引終了。本日11月1日のドル・円は主に152円台で推移か。米国株安を嫌気してリスク選好的なドル買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

日本銀行の植田総裁は10月31日に行われた記者会見で、「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて金融緩和の度合いを調整していく」、「(利上げの時期については)予断を持っておらず、毎回の決定会合において、その時点で利用可能な各種のデータ、情報から経済・物価の現状評価や見通しをアップデートしながら政策判断を行っていく」と話した。市場参加者の間からは「12月か来年1月に利上げが行われる可能性は消えていない」との声が聞かれている。一方、米国では11月と12月に0.25ptの利下げが実施されるとみられている。ただ、2025年以降における米政策金利の動向は予測困難との見方が出ており、米ドル・円相場の見通しについても予断を許さない状況が続くことになりそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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