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ダウ先物は反発 米大統領選前に今週も忙しい週に=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 42495(+174.00 +0.41%)
S&P500 5877.25(+31.25 +0.53%)
ナスダック100先物 20649.00(+150.25 +0.73%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇。先週末はダウ平均、S&P500は下落したもののナスダックは上昇し、取引時間中の最高値を更新した。

 本日もナスダックは最高値を更新しそうな勢いとなっているが、投資家は今週の大手IT・ハイテク企業の決算に注目している。今週はマグニフィセント7のうちの5社が決算を発表する予定。

 「われわれが期待することの1つは、IT・ハイテク大手がAIへのコミットメントを強化し続けていることで、そこから後退することはないと思われる。もし、何らかの理由でAIへの投資にブレーキをかけていることが示されれば、市場はそれを好意的には受け止めないだろう」との声も出ている。「AI分野への支出を加速させないまでも継続していることを市場が確認できれば、多少なりともインパクトがあるだろう」とも語った。

 中東情勢もリスク心理を刺激。週末にイスラエルがイランに報復攻撃を実施したが、懸念されていた石油や核施設を標的とするものではなかったことに安心感が広がってい模様。これを受けて原油相場が急落する中、米株式市場ではエネルギー株が下落し、航空株が上昇している。

 市場はまた、今週の米経済指標にも注目。水曜日に第3四半期の米GDP速報値、木曜日にPCEデフレータ、そして、金曜日に米雇用統計が発表される。米雇用統計についてはハリケーンの影響が出ることが予想され、正しい基調として捉えることができるかは未知数だが、FRBの利下げや景気の先行きを認識するうえでいつものように注目度は高い。

 いずれにしろ、来週の米大統領選前に今週も忙しい週になりそうだ。

 ボーイング<BA>が時間外で下落。増資計画が伝わった。同社は、格付けがジャンク級に格下げされる可能性を回避するための流動性ニーズに対処し、公開企業としては過去最大級の約190億ドルの株式を発行する。取引開始前の声明によると、9000万株の普通株と約50億ドル分の預託株式の売却を計画しているという。

 アラスカ航空<ALK>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価は56ドル。9月に買収が完了したハワイアン航空のファンダメンタルズを素早く消化および修正できると判断したとしている。

 通信機器のシエナ<CIEN>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を63ドルに設定した。

(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
エクソンモービル<XOM> 116.51(-2.98 -2.49%)
シェブロン<CVX> 147.39(-3.43 -2.27%)
シュルンベルジェ<SLB> 40.45(-1.29 -3.09%)
オキシデンタル<OXY> 50.15(-1.43 -2.77%)
デルタ航空<DAL> 55.55(+1.43 +2.64%)
ユナイテッド航空<UAL> 76.60(+1.96 +2.63%)
アメリカン航空<AAL> 13.60(+0.45 +3.42%)
サウスウエスト航空<LUV> 29.97(+0.54 +1.83%)

アラスカ航空<ALK> 47.07(+1.53 +3.36%)
ボーイング<BA> 151.99(-3.02 -1.95%)
シエナ<CIEN> 62.48(-1.64 -2.56%)

アップル<AAPL> 232.83(+1.42 +0.61%)
マイクロソフト<MSFT> 432.00(+3.85 +0.90%)
アマゾン<AMZN> 189.73(+1.90 +1.01%)
アルファベット<GOOG> 170.49(+3.50 +2.10%)
テスラ<TSLA> 270.80(+1.61 +0.60%)
メタ<META> 581.35(+8.10 +1.41%)
エヌビディア<NVDA> 143.13(+1.59 +1.12%)
AMD<AMD> 158.91(+2.68 +1.72%)
イーライリリー<LLY> 897.00(+4.30 +0.48%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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