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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も目先の重要イベントを見極め


28日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米大幅利下げ観測の後退で金利高・ドル高は継続。ただ、目先の重要イベントを見極めようとドル買いは一服しよう。また、日銀の早期利上げ観測は後退したが、円売りは一服しそうだ。

前週末に発表された米耐久財受注は想定ほど悪化せず、足元の強い経済指標でソフトランディング期待のドル買いが先行。長期金利の上昇を受けたドル買いでユーロ・ドルは1.0790ドル台に軟化、ドル・円は152円30銭台に浮上した。週明けアジア市場は日本の総選挙で石破政権が目標としてきた自民・公明で過半数を割り込んだが、ほぼ織り込み済み。政治の不透明感はある程度和らぎ、株買い・円売りの展開となった。

この後の海外市場はドル買い継続がテーマ。主力企業の決算発表で業績拡大が目立ち、株高・円安に振れやすい。11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが見込まれるものの、12月は政策維持との見方からドル買い地合いが続く。一方、米大統領選に向け、共和党候補のトランプ前大統領勝利の観測もドル買い要因。ただ、日銀金融政策決定会合など重要イベントを控え動きづらい。総選挙を受けた円売りも一服しよう。

【今日の欧米市場の予定】
・23:30 米・10月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-9.0、9月:-9.0)
・02:00 米財務省・2年債入札
・02:00 米財務省・5年債入札
・欧州は27日から冬時間移行

《CS》

 提供:フィスコ

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