今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドルは伸び悩む可能性
24日のドル・円は、東京市場では152円83銭から152円03銭まで下落。欧米市場では152円31銭から151円55銭まで下落し、151円83銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に151円台で推移か。米長期金利の低下を受けてドルは伸び悩む可能性がある。
報道によると、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は10月24日、「多くの課題は残っているものの、世界経済のソフトランディングの見通しは良好」との共同声明を採択した。関係筋によると、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとイスラム組織ハマス、親イラン武装組織ヒズボラを巡る紛争についての言及はなかった。なお、G20議長国であるブラジルが出した別の議長声明では、「一部の加盟国および他の参加者は、これらの問題が世界経済に影響を及ぼしており、G20で扱われるべきと考えている一方、他の加盟国はこうした問題についてG20で議論すべきではないと考えている」との見解が盛り込まれた。市場参加者の間からは「BRICS加盟国の存在感は高まっており、G20会合が国際社会に与える影響力は相対的に低下しつつある」との声が聞かれている。
《NH》
提供:フィスコ