今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きを保つ可能性
21日のドル・円は、東京市場では149円09銭まで下げた後、149円85銭まで反発。欧米市場では149円75銭から150円89銭まで上昇し、150円84銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に150円台で推移か。米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
報道によると、米ダラス地区連銀のローガン総裁は10月21日に行われた講演で、「経済が予想通りに進展すれば、より正常または中立的な水準に向けて政策金利を徐々に引き下げる戦略が、米連邦準備制度理事会(FRB)の目標達成に寄与する可能性がある」との見方を伝えた。また、ローガン総裁はインフレ目標に対する継続的なリスクを巡って「見通しには依然として大きな不確実性が残る」、「FRBは必要に応じて機敏かつ積極的に調整する必要がある」と指摘している。市場参加者の間からは「2025年も利下げは実施される見込みだが、四半期に一度のペースとなる可能性がある」との声が聞かれている。
《NH》
提供:フィスコ