NY為替:米利下げペースに不透明感、金利上昇でドルは底堅く推移
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円88銭まで弱含んだ後、一時149円28銭まで上昇し、149円16銭で引けた。米9月生産者物価指数(PPI)の結果がインフレ鈍化基調を証明する結果を受け、ドルが軟調に推移した。同時にコアが前年比で予想外に加速、米10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したものの、1年期待インフレ率速報値が予想外に上昇するなど、インフレリスクも存続との見方で金利上昇に伴うドル買いが強まった。リスク選好の円売りも優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0926ドルまで下落後、1.0952ドルまで上昇し、1.0937ドルで引けた。ユーロ・円は、162円87銭から163円41銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3055ドルまで下落後、1.3083ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8585フランまで上昇後、0.8562フランまで下落した。
《MK》
提供:フィスコ