ダウ先物は下落 本日から10月相場および第4四半期がスタート=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 42522(-121.00 -0.28%)
S&P500 5809.75(-4.50 -0.08%)
ナスダック100先物 20267.50(+6.25 +0.03%)
米株価指数先物市場でダウ先物とS&P500が下落の一方、ナスダック100は上昇。本日から10月相場が始り、第4四半期のスタートでもあるが、ダウ平均は軟調な展開で始まりそうだ。
9月相場は驚くほどの好パフォーマンスだったが、10月相場にも期待感が高まっている。しかし、前日のパウエルFRB議長の講演を受けて市場の雰囲気に若干の変化が出ている。議長は利下げを急がない姿勢を改めて強調し、経済が予想通りに推移すれば、年内あと2回の利下げ、つまり0.25%ポイントずつの利下げが予想されると述べていた。この発言に短期金融市場では11月FOMCでの大幅利下げの確率を35%程度まで低下させている。先週までは55%程度だった。
年内の利下げ幅について年内あと計0.75%ポイントとの市場が見方が揺らぎ始めているが、その意味でも今週金曜日の米雇用統計が注目される。予想並みかそれ以上の内容であれば、少なくとも11月の大幅利下げへの期待は大きく後退する可能性もありそうだ。
ストラテジストからは「リスクは下方にある可能性が高い」との指摘も出ている。FRBが通常の0.25%ではなく、0.50%の大幅利下げに踏み切ったことで本当に問われるべきは、FRBは市場が予想する以上に雇用の状況が軟化していると見ているのかという点だという。
また、本日から東海岸とメキシコ湾の港湾労働者によるストライキが始まっている。すぐに消費に影響はないかもしれないが、アナリストからは港湾閉鎖による経済的損失は1日あたり38億―45億ドルに上るとの試算も出ている。予想以上に長引くようであれば、市場の警戒も高まりそうだ。
なお、本日は日本時間23時に8月の米求人件数とISM製造業景気指数が発表される。
ボーイング<BA>が時間外で下落。現在進行中のストライキによりさらに減少した現金準備高を補充するため、100億ドル超の増資を検討していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社はアドバイザーと協力し、選択肢を模索しているという。
アップル<AAPL>が時間外で軟調。多くが最新のアイフォーン16に期待を寄せているが、それを巡ってアナリストから様々な見解が出ている。本日はアナリストから、同社が10-12月期のアイフォーン16の主要半導体部品を約300万個削減した可能性があるとの観測があり、これが事実であれば、近年の同社の歴史の中で最も早い段階での生産削減になるとの指摘が出ていた。
ヘルスケア大手のCVSヘルス<CVS>が時間外で7日続伸。同社は会社分割も含めた戦略的選択肢を検討していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社はドラッグストアと医療保険の両部門で逆風に直面している。
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を従来の58ドルから80ドルに引き上げた。
(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
ボーイング<BA> 150.55(-1.49 -0.98%)
CVSヘルス<CVS> 64.00(+1.12 +1.78%)
ロク<ROKU> 76.53(+1.87 +2.50%)
アップル<AAPL> 230.00(-3.00 -1.29%)
マイクロソフト<MSFT> 429.41(-0.89 -0.21%)
アマゾン<AMZN> 185.80(-0.53 -0.28%)
アルファベット<GOOG> 169.70(+2.51 +1.50%)
テスラ<TSLA> 262.73(+1.10 +0.42%)
メタ<META> 577.72(+5.28 +0.92%)
エヌビディア<NVDA> 122.11(+0.67 +0.55%)
AMD<AMD> 164.97(+0.89 +0.54%)
イーライリリー<LLY> 883.30(-2.64 -0.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42522(-121.00 -0.28%)
S&P500 5809.75(-4.50 -0.08%)
ナスダック100先物 20267.50(+6.25 +0.03%)
米株価指数先物市場でダウ先物とS&P500が下落の一方、ナスダック100は上昇。本日から10月相場が始り、第4四半期のスタートでもあるが、ダウ平均は軟調な展開で始まりそうだ。
9月相場は驚くほどの好パフォーマンスだったが、10月相場にも期待感が高まっている。しかし、前日のパウエルFRB議長の講演を受けて市場の雰囲気に若干の変化が出ている。議長は利下げを急がない姿勢を改めて強調し、経済が予想通りに推移すれば、年内あと2回の利下げ、つまり0.25%ポイントずつの利下げが予想されると述べていた。この発言に短期金融市場では11月FOMCでの大幅利下げの確率を35%程度まで低下させている。先週までは55%程度だった。
年内の利下げ幅について年内あと計0.75%ポイントとの市場が見方が揺らぎ始めているが、その意味でも今週金曜日の米雇用統計が注目される。予想並みかそれ以上の内容であれば、少なくとも11月の大幅利下げへの期待は大きく後退する可能性もありそうだ。
ストラテジストからは「リスクは下方にある可能性が高い」との指摘も出ている。FRBが通常の0.25%ではなく、0.50%の大幅利下げに踏み切ったことで本当に問われるべきは、FRBは市場が予想する以上に雇用の状況が軟化していると見ているのかという点だという。
また、本日から東海岸とメキシコ湾の港湾労働者によるストライキが始まっている。すぐに消費に影響はないかもしれないが、アナリストからは港湾閉鎖による経済的損失は1日あたり38億―45億ドルに上るとの試算も出ている。予想以上に長引くようであれば、市場の警戒も高まりそうだ。
なお、本日は日本時間23時に8月の米求人件数とISM製造業景気指数が発表される。
ボーイング<BA>が時間外で下落。現在進行中のストライキによりさらに減少した現金準備高を補充するため、100億ドル超の増資を検討していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社はアドバイザーと協力し、選択肢を模索しているという。
アップル<AAPL>が時間外で軟調。多くが最新のアイフォーン16に期待を寄せているが、それを巡ってアナリストから様々な見解が出ている。本日はアナリストから、同社が10-12月期のアイフォーン16の主要半導体部品を約300万個削減した可能性があるとの観測があり、これが事実であれば、近年の同社の歴史の中で最も早い段階での生産削減になるとの指摘が出ていた。
ヘルスケア大手のCVSヘルス<CVS>が時間外で7日続伸。同社は会社分割も含めた戦略的選択肢を検討していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社はドラッグストアと医療保険の両部門で逆風に直面している。
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を従来の58ドルから80ドルに引き上げた。
(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
ボーイング<BA> 150.55(-1.49 -0.98%)
CVSヘルス<CVS> 64.00(+1.12 +1.78%)
ロク<ROKU> 76.53(+1.87 +2.50%)
アップル<AAPL> 230.00(-3.00 -1.29%)
マイクロソフト<MSFT> 429.41(-0.89 -0.21%)
アマゾン<AMZN> 185.80(-0.53 -0.28%)
アルファベット<GOOG> 169.70(+2.51 +1.50%)
テスラ<TSLA> 262.73(+1.10 +0.42%)
メタ<META> 577.72(+5.28 +0.92%)
エヌビディア<NVDA> 122.11(+0.67 +0.55%)
AMD<AMD> 164.97(+0.89 +0.54%)
イーライリリー<LLY> 883.30(-2.64 -0.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース