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ダウ平均、ナスダックとも小動きが続く イベント通過で一旦様子見=米国株序盤

NY株式23日(NY時間13:30)(日本時間02:30)
ダウ平均   42099.00(+35.64 +0.08%)
ナスダック   17952.23(+3.91 +0.02%)
CME日経平均先物 38180(大証終比:+650 +1.71%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも小動きが続いている。先週のFOMCの大幅利下げを経て米株式市場では、FRBの利下げがソフトランディングを実現し株価を支援するとの期待が高まっている。ダウ平均は4万2千ドル台に上昇し、終値ベースでの最高値を更新。

 ストラテジストからは「先週の大幅利下げは労働市場の過度な弱体化に対する保険が必要になった場合、FRBが迅速に行動する用意があることを示すシグナルだと見ている」といったコメントも聞かれる。「現実には、0.25%でも0.50%ポイントでも、短期的な経済軌道を大きく変えることはなく、現時点ではシグナルが重要だ」とも述べている。

 市場では年内の追加利下げへの期待が高まっており、年内はあと計0.50%の利下げを見込んでいる。11月と12月のFOMCで0.25%ずつか、それともどこかでもう1度大幅利下げの可能性も留意しているようだ。

 ただ、取引開始前にカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わり「今後は小幅なステップ見込む」と述べていたほか、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「0.50%ポイントの利下げは今後の動きを固定するものでない」と述べていた。

 本日は先週の重要イベント通過で様子見気分が広がっているが、今週は重要イベントも少ないが、金曜日にPCEデフレータの発表が予定されており、今回のFRBの大幅利下げを確認する内容になるか注目される。

 通信機器のシエナ<CIEN>が上昇。アナリストが投資判断を「売り」から「買い」に2段階引き上げ、目標株価を68ドルに設定した。

 インテル<INTC>が上昇。投資会社アポロ・グローバル<APO>が同社に対し、数十億ドル規模の投資を提案したと伝わった。そのほか、クアルコム<QCOM>が同社に友好的な買収を提案したとも伝わっている。

 GM<GM>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。目標株価は53ドルとしている。データが同社の収益に逆風が強まる可能性を示唆しているという。また、同社は10月に追加の資本調達を発表する可能性もあると指摘している。

インテル<INTC> 22.62(+0.78 +3.59%)
シエナ<CIEN> 61.88(+3.15 +5.36%)
GM<GM> 47.59(-1.30 -2.65%)

アップル<AAPL> 226.74(-1.46 -0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 433.03(-2.24 -0.51%)
アマゾン<AMZN> 192.83(+1.23 +0.64%)
アルファベットC<GOOG> 163.71(-0.93 -0.56%)
テスラ<TSLA> 247.62(+9.37 +3.93%)
メタ<META> 563.79(+2.44 +0.43%)
AMD<AMD> 156.29(+0.34 +0.22%)
エヌビディア<NVDA> 115.68(-0.33 -0.28%)
イーライリリー<LLY> 913.93(-7.56 -0.82%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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