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ダウ平均小幅プラス圏回復し、連日の最高値更新=米国株概況

ダウ平均小幅プラス圏回復し、連日の最高値更新=米国株概況

 きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックともにマイナス圏でスタートとなったが、ダウ平均は小幅ながらプラス圏に盛り返して引け、終値ベースの最高値を連日更新する形となった。ナスダックはマイナス圏も、一時に比べてマイナス幅を縮めている。 終値はダウ工業株30種平均が38.17ドル高の4万2063.36ドル、ナスダック総合指数が65.66安の1万7948.32、S&P500が11.09安の5702.55。

 昨日の市場でダウ平均、ナスダックともに大幅高となり、ダウ平均が過去最高値を更新したこともあり、朝はやや調整ムードで始まった。週を通してもしっかりとした上昇を見せており、行き過ぎ感への警戒が見られた。もっとも米国の利下げ期待が継続する中で、株式市場は堅調な地合いを維持しており、下がると買いが出る展開となった。

 ダウ平均は小幅マイナス圏から回復。スポーツ用品のナイキは販売不振に苦しむ中、現在のジョン・ドナホーCEOの後任として、2020年に引退していたエリオット・ヒル氏が10月14日付でCEO兼社長に就任すると発表。市場はこれを好感して時あkン外で一時10%以上上昇。米国市場でも堅調な動きを見せ、6.8%高で引けている。そのほか、コンピュータ大手IBMやファストフードのマクドナルド、衛生用品のP&Gなどが堅調。銀行大手ゴールドマンサックス、運輸機械などのキャタピラー、化学品のダウなどの売りが目立った。

 新興ハイテクは朝からテスラが軟調。エヌビディアも1.59%安で引けた。その他は1%以下の値動きにとどまり、総じてさえなかったこともあってナスダックはマイナス圏で引けた。

 その他目立ったのは決算が弱かった運輸大手フェデックスで15%超の下げとなった。
 
 ナスダックで最も取引量が多かったのはリチウムイオン電池のExpion360。同社関連の大きなニュースは確認できなかったが、45.7%の上昇で出来高も4.28億となった。

フェデックス<FDX> 254.64(-45.75 -15.23%)
ナイキ<NKE> 86.52(+5.54 +6.84%)
Expion360 Inc<XPON> 0.08(+0.03 +45.70%)
エヌビディア<NVDA> 116.00(-1.87 -1.59%)
テスラ<TSLA> 238.25(-5.67 -2.32%)
マクドナルド<MCD> 296.83(+2.98 +1.01%)
ゴールドマン<GS>  498.43(-5.40 -1.07%)
キャタピラー<CAT>  368.82(-4.49 -1.20%) 
IBM<IBM> 217.70(+3.81 +1.78%)
ダウ<DOW> 51.71(-1.18 -2.23%)

MINKABU PRESS

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