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4641 アルプス技研

東証P
2,812円
前日比
+40
+1.44%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.0 3.16 3.13 10.14
時価総額 612億円
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アルプス技研 Research Memo(4):農業・介護関連分野においても注目すべき成果あり


■アルプス技研<4641> の主な活動実績

1.採用実績
同社成長のドライバーとなる人材の採用については、2024年新卒採用(単体)として200名強(前期は約290名)が入社した。2025年新卒採用についても同水準を計画しているようだ。なお、4月9日付の日本経済新聞(朝刊)に掲載された「2025年卒大学生就職企業人気ランキング」(日経・マイナビ共同調査)によると、理系総合32位(前年も32位)にランクインするとともに、業種別では人材サービス(派遣・紹介)において3年連続で1位に選ばれた。派遣技術者に対する認知や理解が進んできたことに加え、質の高い人材を生み出す企業組織文化や、独自の教育・研修体系※など同社自身の取り組みが就活生に評価された結果と見ることができ、ここ数年注力してきた広告宣伝効果(テレビCM等)によるところも大きいと言える。また、人材獲得競争が厳しさを増すなか、キャリア採用については通年で約100名を計画するとともに、外国人材(エンジニア)も40~50名が入社予定である。

※ 「能力開発教育体系」と「キャリア開発支援」の2つに大別され、レベルやニーズに応じた教育やキャリアサポーター(先輩技術者)によるフォローなど、高度な技術力や専門性を持った人材を育成するための教育・研修体系を確立している。また、無期雇用(正社員)であるところも、長期的な育成プランを可能としている。

2. 新規事業の進捗
(1) 農業関連分野
アルプスアグリキャリアについては、国内における農業人材不足は顕著であり、外国籍人材の受け入れとともに体制を整え、成長軌道へと乗せていく考えだ。特にアグリテック※から就農(派遣)まで幅広い人材サービスを提供することにより課題解決を図る方向性を描いている。2024年4月11日には北海道音更町の木野農業協同組合と包括連携協定を調印した。農作物の販路拡大のほか、農作業の効率化及び農業人材の活用などが含まれている。また、2024年8月には連結子会社DONKEYとの連携により開発した農業ロボットの販売も開始している。

※ 省力化・省人化・生産性向上に貢献すること(例:土壌改良、飼料の分析・配合等)

(2) 介護関連分野
介護関連事業サービスを行うアルプスケアハートについては、まずは国内人材の活用による訪問介護サービスを相模原市から開始し、神奈川県、首都圏、そして全国へと事業所を拡充する計画である。2024年に入ってからは、武蔵新城、八王子、永山、相模湖、鶴川に開設し、拠点数は13拠点となった(2024年8月末時点)。また、2024年5月にアルプスケアハートが運営する未来型賃貸住宅「ふれあいの杜 さがみ湖」※がオープンし、訪問介護サービスに加え、新たな方向性(シニア向け住宅)を示すことができた。

※ 土地・建物は借り受けとなり、アルプスケアハートは運営及び介護サービスの提供を行う

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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