NY為替:米8月小売売上高は予想外の増加、景気減速懸念後退でドル反発
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円55銭から142円47銭まで上昇し、142円33銭で引けた。米8月小売売上高が予想外に増加したほか、8月鉱工業生産もプラスに改善、企業在庫や住宅市場指数も予想を上回る良好な結果を受けて、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。20年債入札も不調でさらなるドル買いを支援した。
ユーロ・ドルは1.1144ドルから1.1111ドルまで下落し、1.1116ドルで引けた。ドイツ9月ZEW景気期待指数が予想以上に低下し欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ観測が強まり、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、156円59銭から158円33銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3225ドルから1.3146ドルまで下落。ドル・スイスは0.8440フランから0.8477フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ