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外為サマリー:143円10銭台で推移、重要イベント控え様子見姿勢強まる

 10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=143円15銭前後と前日の午後5時時点に比べてほぼ横ばいとなっている。

 この日は事業会社による為替決済が集中する「5・10日(ごとおび)」とあって、輸入企業によるドル調達に絡んだ実需の円売り観測が広がった。ドル円相場は一時1ドル=143円50銭台まで上昇した。一方、日本時間11日午前には米大統領選候補者である共和党のトランプ前大統領と、民主党のハリス副大統領のテレビ討論会が予定されている。11日夜には8月の米消費者物価指数(CPI)の公表も控えており、重要イベントに様子見ムードが広がった。ドル円相場は次第に持ち高調整目的の売り買いが交錯する展開となり、午後は方向感を欠いた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1036ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0022ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=158円03銭前後と同27銭程度のユーロ安・円高で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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