NY為替:米8月ISM製造業景況指数は予想を下回るも質への逃避でドルは下げ渋る
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円29銭から145円16銭まで下落し、145円58銭で引けた。米8月ISM製造業景況指数や製造業PMI改定値、7月建設支出が予想を下回ったため、米国経済悪化で連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを織り込むドル売りが優勢となった。株安に連れリスク回避の円買いも強まった。同時に質への逃避のドル買いが下支えとなった。
ユーロ・ドルは1.1068ドルまで上昇後、1.1026ドルまで下落し、1.1043ドルで引けた。9月の追加利下げを織り込むユーロ売りに押された。ユーロ・円は、161円50銭から160円63銭まで下落。ポンド・ドルは1.3146ドルまで上昇後、1.3088ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8528フランから0.8478フランまで下落。
《MK》
提供:フィスコ