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今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を受けてドルは下げ渋る可能性


22日のドル・円は、東京市場では144円85銭まで売られた後、145円64銭まで反発。欧米市場では145円26銭から146円53銭まで上昇し、146円31銭で取引終了。本日23日のドル・円は主に146円台で推移か。米長期金利の上昇を受けてドルは下げ渋る可能性がある。

日本銀行の植田総裁は8月23日、衆参両院で開催される閉会中審査に出席する。午前9時30分から衆院財務金融委員会にて、午後1時からは参院財政金融委員会にて答弁を行う。今回の審査は国会閉会中に行われるが、7月31日に利上げを決めた後に市場が著しく混乱したことを一部の国会議員が問題視したことが背景にあるようだ。ただ、株安・円高は一服し、金融市場は安定しつつあることから、植田総裁は金利引き上げを急ぐ必要はないこと、金融市場が不安定な状況では利上げを検討しないなどの見解を伝えるとみられる。ただ、物価動向が日銀の見通しに沿って推移すれば、追加利上げを検討する可能性があると述べた場合、リスク回避的なドル売りが強まる可能性は残されている。

《CS》

 提供:フィスコ

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